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カテゴリ:介護・福祉
涙犯は中途障害者で、障害を持って約13年くらいになる。
少しずつ少しずつ悪くなって来て、今は現状を維持している。 車椅子と人工呼吸器での生活で、外出やシャワー浴以外は一日中ベットの上で生活している。 涙犯はある程度の年齢になってから障害をもったので、健康な時の行動を覚えていて、その頃に戻りたいと思う時がある。生まれつき障害を持った人は、そんな経験が出来ていない。 中途障害者は健康な時期があったからうらやましいとか、健康な時期を経験しているだけに辛さが増すだろう、など色々な考え方があるみたいだけど、涙犯にはよくわからない… そんなことはどうでもいい事で、考えても答えなんて出ない。 「今」を大切に生きることのほうが忙しい。 障害を持っていることはとても不便である。それと自分の気持ちをうまくコントロールしていかないといけないのが面倒だ。 これから障害が進行していけば、色々と行動などにも制限が出てくると思うと焦る。残っている身体の機能があるうちに… と思うと時間が足りない。何かするにしても健康な時よりも時間がすごくかかってしまう。 顔や身体がかゆくても自分では思うように かく ことが出来ない、呼吸器をつけているので声が出ないので会話が難しいのでコミニュケーションが取りづらい、とにかく色々と不便。ほとんど全て人にお願いしないといけない。 涙犯より10歳若い青年が「怒る気持ちを数年前に封印しました」となにげなく言ってたのが心に残っている。色々なものを封印しないと自分の障害とうまくつきあっていけない。しかし、涙犯は「怒る」ことの封印は一生出来そうにない。 今日お会いする高校時代の恩師は僧侶である。 心のよりどころになる講話(お説教)をしてもらいに行こう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月24日 08時01分05秒
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