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2006.03.08
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カテゴリ:アメリカ映画

  1930年代、才能に恵まれたジプシージャズのギタリスト、エメット・レイはシカゴのジャズクラブの人気者。しかし自堕落で破滅的な人生を送っていた。ある日彼は、洗濯屋に勤める口がきけない娘ハッティと出会う。エメットが奏でるギターを聴いたハッティは彼に夢中になり、やがて2人は同居生活を始めるが…。



  ウディ・アレンらしい滑らかな物語の展開に、ほのぼのとした恋愛模様が楽しめました。
エメット・レイという実在しないギタリストを、あたかも本当に居たようにドキュメンタリータッチで描くという趣向。
ジャズやギターに疎い私はすっかり騙されてしまいました。

エメットは自意識過剰で女好き。
その代わり、去るものは追わず来るもの拒まず、特定の相手を愛することをしない独身主義者。
気持がいいほど単純で、憎めません。
趣味は汽車を眺めることと、鼠を撃ち殺すこと。
そんな彼に恋した口の利けない娘ハッティは、小さな出来事に喜びを感じ小さな幸せを積み重ねて、気ままな彼と一緒に暮らすようになります。

移り気で女たらしで、自分を愛してくれているか分からないエメットに、ハッティはいつもヤキモチ。
それでも「オレは今傍にいるだろ」そういってもらえるだけで安心してしまう純真無垢な存在は、いつしか彼の心を深く引きつけていくのです。
見えないくらい深いところで。

ギター弾き


離れてみて初めて知る情の深さ――テーマはよくあるもの。
テキトウに生きてきた主人公が、ギターと同じくらいに大切なものを見つけるけれど、再び手元に置きたいと願った時には、もうあの頃の彼女はいません。
いたってシンプルな恋物語なのです。


そんな物語を惹かれるものにしているのは、ショーン・ペンとサマンサ・モートンの魅力ある演技でした。
そしてセットや衣装や音楽で彩られた1930年代の雰囲気。
それと聴き応えあるギターの音色。
在り来たりを、個性唯一なものに変えられるのは、まんまウディ・アレンのすごさなのではないでしょうか。

何も語らないサマンサ・モートンの演技は素晴らしかったです。
そしてション・ペンの演奏も。
本当に弾いているようにしか見えなかったのですが...実際はどうだったのでしょう。
ちょっと切なく笑えて聴かせる、ステキな作品でした。


 ギター弾き
「口の利けない彼女のぶんまで語るエメット 愛着が芽生えていくが...」



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監督・脚本  ウディ・アレン
製作  ジーン・ドゥーマニアン 
製作総指揮  J・E・ボーケア 
撮影  フェイ・チャオ
音楽  ディック・ハイマン
出演  ショーン・ペン  サマンサ・モートン  ユマ・サーマン  グレッチェン・モル  アンソニー・ラパリア  ブライアン・マーキンソン  ウディ・アレン






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Last updated  2007.08.29 23:22:06
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