2158132 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2006.06.01
XML
カテゴリ:フランス映画

  過去のトラウマから、マンネリで愛が醒めていくのを恐れプラクトニックを守ろうとする男と、自由奔放な女。パリを舞台に、魅かれ合いすれ違う若い男女の切なくも狂おしい愛を描く。



  幼い頃、愛の続かない母親を見て育ったトラウマから、永遠の愛を信じることのできない青年アレクサンドル。
彼にはもう5年も付き合っているフィアンセがいるのですが、そのトキメキのない惰性の付き合いに嫌気が差しながらも、式の準備は着々と進んでいる、そんなある日。
大家の孫娘ファンファンと運命的な出会いを果たしたアレクサンドルは、激しく惹かれあうようになるのですが・・・

フィアンセがいながら、

「彼女(ファンファン)を永遠に愛したい。だからプラトニックを守る!」

そう言い切ってしまう青年に、それはちょっと身勝手すぎやしませんか~なんて思うのですが、コメディチックな雰囲気なので許容範囲でしょうか。
互いに愛し合っているのに、アレクサンドルの頑なな決意のせいで、ファンファンはキスさえしてもらえません。
恋人同士のようにロマンチックなデートをしても、別れ際には「素晴らしい友情だ」なんていわれてしまう。。
待てども待てども進展の無い関係に痺れをきらした頃、婚約者の存在まで知らされ、ふたりの仲は当然のことながらこじれる一方です。


‘関係を持つと情熱が消えてしまう’
そんなバカらしい強迫観念に捉われて、触れたくても決して触れない努力をするアレクサンドルの姿は、なんだか滑稽。
キスさえしない彼に対して、苛立ちを隠せないファンファンは、いつしか大胆に挑発し始めるのですが...一向に変わらない彼の決意は鋼鉄の如し。

物語が進むうちに、大切に思うからこそ一線を越えまいとする強い気持が、微笑ましくなるのが良いですね。

ついに婚約を解消して(ここでもかなり身勝手!)、ファンファンの住むアパートの隣の部屋へ越してきたアレクサンドル。
留守をいいことに、なんと! 壁をぶち壊し、壁をマジックミラーに換えてしまうのです。

奔放で魅力的なファンファンの毎日を覗き見る奇妙な生活は、行き過ぎですが、愛し合っていればこそ、こちらも許容範囲でしょうか。
ちょっとセクシーで可愛らしいソフィー・マルソー演じるファンファンには、女性でも目を奪われるんじゃないかなと思います。
とてもチャーミング。

恋人たちのアパルトマン「口づけそうで触れない・・なんとももどかしいふたり」


監督は原作者である、作家のアレクサンドル・ジャルダン。
もちろん処女作です。
そのわりにはなかなか良くできていて、尺も短いので好ましく楽しく観られました。
鏡越しの生活、二人を見守る祖母たちの優しいまなざしなど、全体的にほのぼのふんわりとした感じがいいですね~
ラストのなが~い接吻は、さすがフランスキスマーク


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

監督・原作・脚本  アレクサンドル・ジャルダン
製作  アラン・テルジアン 
撮影  ジャン=イヴ・ル・メネール 
音楽  ニコラ・ジョレル
出演  ソフィー・マルソー  ヴァンサン・ペレーズ  マリーヌ・デルテレム
     ジェラール・セティ  ブルーノ・トデスキーニ 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.08.29 22:45:04
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.