2007/07/10(火)22:02
【魔人ドラキュラ(DRACULA)】 1931年 アメリカ映画
ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシング教授の闘いを描いた、ユニヴァーサル版・吸血鬼ものの傑作。
先日、アップした「怪物園(フリークス)」のトッド・ブラウニング監督作品。
無数に作られているドラキュラ映画ですが、これぞ本物という感じで、新鮮な初鑑賞となりました。
ドラキュラ伯爵役のベラ・ルゴシは当たり役だったそうで、生涯をそれに縛られてしまったとか。
役から受けるイメージは多大ですね。
びっくりするくらい淡々とした怖さが漂っていて、古典的な雰囲気が好きでした。
とにかく静かで、ヴァン・ヘルシング教授との闘いは、失礼ながら・・大したことはありません。
動きもゆっくりで、なによりあっけないほどに十字架に弱い。
死にざまもあれ?!と思うほどのあっけなさでした。
それでも、霧や蜘蛛の巣や鏡などの小道具が、逆にすごく生きていて、素朴さが好印象です。
余談ですが、ニンニクが苦手と記憶していましたが、こちらではトリカブトでした。
いつからニンニクになったのでしょう!
期待しすぎると拍子抜けしてしまいそうな作品でしたが...こちらも「死ぬまでに観たい1001本の映画」の中の一作品です。
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監督 トッド・ブラウニング
製作 カール・レムリ・Jr
原作 ブラム・ストーカー
脚本 ギャレット・フォート
撮影 カール・フロイント
出演 ベラ・ルゴシ 、ヘレン・チャンドラー
デヴィッド・マナーズ 、エドワード・ヴァン・スローン
ドワイト・フライ
モノクロ(74分)