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2008.02.26
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カテゴリ:香港映画

 清朝末期に実在した英雄ウォン・フェイフォンの活躍を描いたアクション大作第一作。列強は中国全土を侵略しようとしていた。武術師範フェイフォンが、人夫の強制徴用をするヤクザとアメリカ代表相手に戦いを挑む。



 カンフー映画を観ると、未だに子どもの頃を思い出しわくわくしてきます。
ずいぶん気に入って、観て育った香港映画ですが、ブルース・リーとジェット・リーの作品は大人になるまで未見でした。
娯楽度の高いジャッキー作品とは違い、大人向けだったからでしょう。
今でこそどちらのリーも好きですが、ハリウッド進出前のジェット・リーを観るのは、これが初めてです。


長き中国の歴史に西洋文明が忍び寄る、歴史的な変動期を迎えた清朝末期。
実在した英雄を主人公に、不穏な世に生きる国民たちの力強い暮らしぶりや、技磨きに余念のない武術家たちの姿を描きます。
銃を持った相手にカンフーでどう太刀打ちするのか・・・侍映画にもこのテーマは登場しています。銃が野蛮な武器に思えるのも同じ。
守りたい伝統と近代化の狭間で苦悩しながら、正義のために戦う医師フェイフォンは実在の人物。

この頃の香港映画には不可欠だった、特有の笑いが懐かしい。
お決まりのドタバタや、多用されるスローモーションには、笑いを禁じえません。
それでいてカンフーの素晴らしさには目を見張るものがあり、終盤、一対一の師匠対決はそれはそれは立派なものでした。


A0000995-07.jpg Won-m024.jpg



フェイフォンのもとに滞在している、西洋から帰国したばかりの伯母とは、血の繋がらない関係。
互いに好意を抱いていますが、その純情なやりとりが更に懐かしい。
この頃のリーの演技は、いまも全然変わっていませんね。個人的に彼の話す英語がかわいくて(としか言いようがなく)好きでした。
けれども、出世作となった本作では欧米を憎む主人公を演じながら、自身はハリウッド進出して結局食い物にされた感のある彼・・・なんとも皮肉な作品といえるかもしれません。

続編が少なくても4.5作あり、その他に外伝やTVMもたくさん作られているシリーズもの。
とりあえずこの一作目が死ぬまでに観たい映画1001本に選ばれています。
(写真右)海岸での訓練シーンで始まるオープニングロールは見事!一見の価値ありです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




監督・製作  ツイ・ハーク
製作総指揮  レイモンド・チョウ
脚本  ツイ・ハーク  ユエン・カイチー
撮影  アーサー・ウォン
音楽  ジェームズ・ウォン
出演  リー・リンチェイ(ジェット・リー)  ロザマンド・クワン  ユン・ピョウ 
ジャッキー・チュン  ケント・チェン  ウー・マ

(カラー/120分/香港製作/武状元黄飛鴻)









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Last updated  2008.02.26 09:22:04
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