1331979 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

PR

Profile


はる **

Category

Freepage List

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Recent Posts

2008.05.24
XML
カテゴリ:映画
 東京で平凡に暮らすサラリーマンの平田(永瀬)は、客死した両親の供養のためアイスランドを訪れる。事故現場を目指して旅をしながら、荒涼たる大自然の厳しさと神秘的な出来事に戸惑い、次第に彼の心は変化していくのだった―――。


 『春にして君を想う』に続く、フリドリクソン監督作品です。
アイスランドという神秘的で雄大な大地は、私の心の原風景に似ています。だからか、とても心に染む。雪に閉ざされるからこそ、春になって土が顔を出した時には、真に大地を感じたりする、そういうささやかな感性が、シーンごとに伝わってきました。

冒頭、小さな画像で描かれる、変わり映えしない東京での生活。サラリーマンの平田は、冬の休暇、客死した両親の供養をするため、初めてアイスランドへと向かうのでした。
ここから、突如画面がぐんと広くなり、雄大な自然に釘付けとなります。
亡くなって数年間を経て、初めて両親の死を心底悲しみ、実感できるようになるまでを捉えたロードムービーです。
しかし、異国への旅は戸惑いと神秘的の連続。

平田は極寒の国アイスランドへ、なんとスーツで到着。背広には会社のバッチ。仕事熱心な日本人のイメージそのままが、突然異国へ来てしまった感じです。
旅の途中で出会うアメリカ人の夫婦はやかましく、しかも正体は拳銃を持った強盗。これもまたアメリカ人代表のようでした。
ではアイスランド人はといえば・・・平田曰、「Strange!」

スーツを脱ぐのは、ようやくラスト近くになってから。
ビジネスホテルで知り合った老人の助けを借り、あとは馬に跨って進むだけという段になってからです。ここまで来てようやく、彼はアイスランドや魂の存在を感じる異次元へと溶け込めたのでしょうか。
目的地の川に着いて、仏教の一連の供養儀式が、平田の手によって行われていきます。
なんとも言えない静謐さ。供養という儀式が魂を救う。そんな微妙なニュアンスが静かに確実に描きこまれていました。

平田が旅の途中で買わされる、真っ赤なポンコツ車が面白いですね~。
まるで生きているみたいに動き出したりして!
あちこち壊れてはいても、旅のお供として彼を目的地の近くまで運んでくれた真っ赤な車は、グレー一色の大地にもとても映えていました。

余談ですが、『ユリイカ』『レイクサイド マーダーケース』の青山真治監督が、本作に助監督という立場でかしら?携わっています。

41MS9P6KJKL._SL500_AA280_

監督  フリドリック・トール・フリドリクソン
製作  ジム・スターク  ジョージ・グント三世
脚本  ジム・スターク  フリドリック・トール・フリドリクソン
撮影  アリ・クリスティンソン
音楽  ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
出演  永瀬正敏  リリ・テイラー  フィッシャー・スティーヴンス  ギスリ・ハルドルソン
  ローラ・ヒューズ  鈴木清順  ルーリク・ハラルドソン

(カラー/86分/アイスランド=アメリカ/COLD FEVER)










Last updated  2016.02.14 20:14:18
コメント(2) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.