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2008.06.04
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カテゴリ:イギリス映画

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 映画館へ行きました。『運命じゃない人』がなかなか良かった内田けんじ監督の『アフター・スクール』を選んだのですが、満席で入れず。シネコンには他に観たいものが見つからなくて、駅から近くのミニシアター蠍座で『ヴィーナス』を観ました。
主演は『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥール。

(あらすじ) 70代の英国人俳優モーリス(オトゥール)。若い頃は数々の浮き名を流した人気スターも、いまや回ってくるのは端役ばかり。私生活でも妻と別居し独りで暮らす日々。そんなある日、モーリスは俳優仲間のイアン(フィリップス)のもとにやって来た彼の姪の娘ジェシー(ウィッテカー)と出会う。乱暴な口を利き、無作法きわまりないジェシーだったか、モーリスは若くて美しい彼女に年甲斐もなく心ときめかせてしまう。そして、ジェシーに手を焼くイアンに乞われて、何かとジェシーの相手をするモーリスだったが・・・。


 なんとも微妙な映画でした。すっかりおじいちゃんとなったオトゥールが、50歳も年下の若き女性に最後の恋をする物語。
娘ジェシーがまたバカっぽくて(いやほんとに)、そんな娘に惚れたモーリスの気持ちも魅力もわからず、なんだかノレない。
下心みえみえのおじいさんに感情移入できるわけもなく、騙されたり、色仕掛けに負けたり、コピーの男って、いくつになっても…。が溜め息となってそのまま残ります。

死ぬ前に、もう一度トキメク恋がしたいと願う元人気スター。老俳優とはオトゥールの地でいける設定です。しかし今生で最後の恋がこんなんでいいのだろうか・・・。
せめて主人公が魅力的でないと。観る側は蚊帳の外状態で、なんかやってるわ~としかならないではないですか。
老いらくの恋だっていい、歳の差があったっていい。でもそこに惚れるわけがないとね。若けりゃいいのか?ということになってしまいます。

田舎からイアンの身の回りの世話をするという理由で、都会に出てきたジェシーは、後から明かされる苦い過去を持っています。雑誌モデルの仕事を探していますが、実際には努力ひとつしないままダラケタ日々を送るだけで、イアンとは犬猿の仲。
そんなジェシーにモーリスが紹介したのは、美術学校の裸婦のモデル。戸惑う彼女を連れて観にいったヴィーナスの絵画と、彼女をこの愛称で呼んだことが、タイトルの由来となっています。
老人がたくさん持っている知識を与えたい、若者を成長させたいと願う気持ちはとてもわかります。でも美でも本でも生き方でも、中身のないシーンばかりで表面だけで通り過ぎていくのが気になります。
全体としていろんなところが中途半端。
親友の俳優仲間イアンとの関係は後半にきて突然釈然としないものとなり、モーリスの病を受けてジェシーが変わっていく様子も、過去の傷にもまた心動きません。
死を前にした逃避行の行き先は、やはり
定石どおりなのはいいとしても、脚本がいまいちな感は否めません。
せめて主演ふたりを素敵に描いて欲しかった。魅力ある人物に!そこに尽きます。

老体に関するギャグは、たいがい面白いはずなのに微妙に笑えず。イギリス人はギャグがお下手なのかしら。『スペース・カウボーイ』なんか今でも思い出すほど面白かったのにー。
わざわざ劇場で観ただけに残念な作品でした。


余談に、オトゥールの魅力について。
『アラビアのロレンス』で見せてくれたグリーンの美しい瞳は、あまり面影がないようでした。そういえば、彼より首長を演じたオーマ・シャリフの方が好きだったので、たんんに好みの問題でもあるのかもしれませんね。
ただこの年アカデミー主演男優賞にノミネートしたそうですが、狙えるほどの演技だったとは思えませんでした。
めずらしく酷評を書いている気がする・・。



監督  ロジャー・ミッシェル
製作  ケヴィン・ローダー
脚本  ハニフ・クレイシ
撮影  ハリス・ザンバーラウコス
音楽  コリーヌ・ベイリー・レイ
出演  ピーター・オトゥール  レスリー・フィリップス  ジョディ・ウィッテカー
ブロンソン・ウェッブ   リチャード・グリフィス  ヴァネッサ・レッドグレーヴ

(カラー/95分/イギリス/VENUS)









Last updated  2008.06.05 18:09:00
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男って、いくつになっても…。   racquo さん
どんな映画なのか、スティール等をネットで見てきました。
オトゥールは完全に「老人」ですね。老人と若い娘の映画、
何かなかったかと思い出そうとしたら、『秘密は誰かに話すもの』の
ミッシェル・セローがありました。
撮影時の年齢も74~75で、ちょうど同じぐらい。
比べるとセローも老人だけれど、まだ男を感じさせます。
この映画は老人と娘の「恋」とか「恋愛」というほどのものではないけれど。

このコピーは国産(日本製)だろうけれど、
「男も女もいくつになっても…。」
っていうのがフランス人かも知れませんね。

オトゥールはボクもあまり好きなタイプではありません。
歳とともに「老人」になってしまうタイプの人ですね、この人は。

この映画imdbで観客評見ると、非USユーザーの評価も高めですが、
フランスはまだ未公開だから、フランス人票が入るとどうなるのか。

ヴァネッサ・レッドグレーヴというとボクにとっては
アントニオーニの『欲望』(BLOW UP)の人なのだけれど、
こちらはいかがでしたか?。

せっかくの映画館、マジックはなかったようですね。


(2008.06.05 20:46:55)

racquoさん    はる*37 さん
>歳とともに「老人」になってしまうタイプの人ですね

お上手です。そう、そう言いたかったのでした。
老人なんです。男の色気がない。
それなのに恋する姿を観客は2時間見せられるわけで、辛いんですね~。(私にはそうでした)
女優さんも輝きがなくて。
評価が高くて驚いてます。

>レッドグレーヴ『欲望』

こちらの作品はまだ観ていず
若い頃の作品はひとつも知らず、知っているのは『ハワーズ・エンド』以降のハリウッドものになってしまいます。
化粧っけなしの老いた妻を演じていましたが、存在感ははんぱないですね。
凄みがあり、女もありましたよ。
(2008.06.06 22:54:11)

Re:【ヴィーナス】 2006年 男って、いくつになっても…。(06/04)   Lake Moraine さん
>しかし今生で最後の恋がこんなんでいいのだろうか・・・。
>せめて主人公が魅力的でないと。観る側は蚊帳の外状態で、
 観てはいないし、観ないと思いますがはるさんのレビューを読むに恋する相手が若さしか取り柄がなくて魅力のなさがそのまま反映してるんでしょうかね? フランスじゃ受けなさそう
スペースカーボーイは 若い女医さんも、年食っていてもトミーリージョーンズやイーストウッドのお相手は魅力的でしたし
アメリカビューティーのケビン・スペイシーの恋するティーンエイジャーも土壇場のうぶさに 株急上昇させましたが、?!

ピーター・オトゥールってロレンスとチップス先生さようなら
くらいしか浮かびませんでした。
  (2008.06.08 22:46:58)

Lake Moraineさん   はる*37 さん
>恋する相手が若さしか取り柄がなくて魅力のなさがそのまま反映してるんでしょうかね? 

私には、そう感じまして、ダメでした。
フランスでは絶対受けないと思います。

>アメリカビューティーのケビン・スペイシーの恋するティーンエイジャーも土壇場のうぶさに 株急上昇

そうでしたね~この作品もありましたね。
超年下に恋する、この場合おやじ。
あのティーンエイジャーは魅力的でしたよ!
外見だけだとしたって、立派なもんです。
ヴィーナスは体つきも内面も・・・。そして演技も!トリプル×(バツ)です。

>ピーター・オトゥールってロレンスとチップス先生さようなら
>くらいしか浮かびませんでした。

私も浮かびません。
『ラ・マンチャの男』『冬のライオン』あたりも有名ですが私は未見です。
言われてみると歳を重ねてから目立った活躍をしていないようですね。老けちゃうわけだ。 (2008.06.08 23:06:22)


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