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2008.08.02
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カテゴリ:イギリス映画

 ロンドン郊外にある中学校で歴史を教えるベテラン教師のバーバラ(デンチ)は、厳格すぎるゆえに生徒や同僚から疎まれる孤独な存在だった。ある日、学校に美貌の美術教師シーバ(ブランシェット)が赴任してくる。彼女に惹かれたバーバラは、日記に思いを書き綴りながら、少しずつ親密になっていく。しかし、シーバが男子生徒と不倫する現場を目撃してから、彼女の行動はおかしくなっていく―――。


 孤独な女性たちを実力派女優ふたりが演じた、迫力のサスペンス。短尺なのも手伝い、スピーディな展開に目が離せないまま勢いよく観終えました。

主人公のシーバは上流階級の暮らしをし、愛する家族に囲まれて幸せなはずなのに、心満たされない。その心の隙間を埋めたのは、一途に想いを寄せてくる男子生徒スディーヴンで、いつしか一線を越えて、二人は付き合い始めます。
なにかから開放されても、あまりに無益な関係は虚しさが募る。
結局、彼は遊びで、関係を知ったバーバラに脅迫され、ボロボロに堕ちていく・・・といったベタといえばベタなストーリー。

友情のふりでシーバに近づいていく老女バーバラは同性愛者。この辺りもベタですが、ジュディ・デンチの熱演にかかると、凡作であっても見応えが出てきます。ケイト・ブランシェットもおなじ。
存在感抜群のケイトは、とても好きな女優さん。『ヘヴン』がもう一度観たくなりました。

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原作があるからか、走るように展開していく後半。孤独なバーバラも、満たされないシーバも、結局はなにも変わりません。バーバラは過去からなにひとつ変化ないまま、シーバの代わりをみつけるだけ。シーバは見せかけの幸福のなかに戻るだけ・・・。
深い内容はなくても楽しめるのは、やはり役者さんがいいからこそ。

赴任先が労働者階級の学校であることや、シーバが上流階級であることを強調していたけれど、イギリスを舞台にした映画三連続となると、やはり国柄を感じずにはいれません。
作品的には少しお堅いところがあったとしても、イギリスには質の高い演技をする役者さんがが多いことに改めて気づかされます。文化によるものでしょう、魅力です。

いつか、生徒と教師という図式は好きと書きましたが、性別が逆だと全然違ったものになりますね~。これはいけてないです(笑)



監督  リチャード・エアー
原作  ゾーイ・ヘラー 『あるスキャンダルについての覚え書き』
脚本  パトリック・マーバー
撮影  クリス・メンゲス
音楽  フィリップ・グラス
出演  ジュディ・デンチ  ケイト・ブランシェット  ビル・ナイ
  アンドリュー・シンプソン  トム・ジョージソン

(カラー/92分/イギリス)





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Last updated  2008.08.04 06:31:28
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