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2008.10.07
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カテゴリ:中国映画

2008-10-08 14:51:28 ・鴻潟若激с鰹.jpg

 『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督によるラブストーリー。
レンタルにて鑑賞、ほんとうは映画館でみたかったなぁ。


 (あらすじ)1942年、日本軍占領下の上海。ごく普通の女子大生チアチー(タン)は、抗日運動に心血を注ぐクァン(ワン)に秘かな恋心を抱き、行動を共にするうち感化されていく。やがてチアチーは、日本の傀儡政府に協力する特務機関のリーダー、イー(トニー)に近づき暗殺を遂行する危険な任務を与えられる。さっそく身分を偽りイー夫人に接近し、冷徹で異常なほど用心深いイーを誘惑する機会を窺うチアチーだったが・・・。


 誘われるままに抗日運動に参加したチアチーの運命は、その瞬間からすでに動き出している。暗殺するべくイーと出会い、それなのに惹かれていく、いつしか彼を愛してしまう。
そしてまたイーも、誰一人として信じない孤独の中で、チアチーだけは信じ愛してしまう。

物語は現在から、4年前の過去へと遡って、学生たちの青い青春の一幕が描かれる。そして冒頭のシーンはラストへの序章だった―――。
過去の未熟な暗殺計画が、チアチーの運命を変えていくのが悲しい。
階級夫人と偽ってイーに近づいたが為に、泥沼にはまっていくのは仲間の誰にも予想しえないことだった。
誘惑にのったイーを騙し続けるために、ついにチアチーが貞操さえ捨てなければならなくなる展開は辛い。無邪気で純情な娘ではいられなくなっていく彼女の苦しみも。
イーの邸に出入りする極度の緊張も、演じることへの疲れも、すべてが彼女を狂わせていく。
そして、本気でイーに惹かれ始めたとき、新たな苦しみと、悦びが生まれるのだ―――。
チアチーに想いを寄せていたクァンの、後悔もまた痛い。すべてが遅く、取り返しはつかない――。

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学生時代の計画が悲劇に終わったあと、再び工作員としてイー暗殺計画に巻き込まれていく後半。
3年後のチアチーとイーの再会で、烈火のごとく二人の愛には火がつく。
世間を騒がせた大胆な性描写は、デュラスの『ラマン』、マーク・フォースターの『チョコレート』、ミンリャンの『西瓜』と同じくらい不可欠だったと思う。体とともに心を許し、警戒心を解き、その存在を愛し合う二人の姿は、理屈ぬきで切ない。結末がどうあれ、ものすごく切ないものだった。
これは純愛の映画。


恋愛もののトニー・レオンは、しつこいけどやっぱり好きだー(笑)
日本の犬である、殺しや拷問さえいとわない冷酷さも、孤独も、全部ひっくるめていい男だった。トニーファンには必見です。
さきに名前を挙げた作品のなかの、『西瓜』『ラマン』そしてこの『ラスト、コーション』、アジアにしかない愛の情景というものがあって、それが本当に魅力的に映る。

ちなみに、チアチーを演じたタン・ウェイは無名の新人。大胆な濡れ場を潔く演じているわりに顔は幼くて、仕草も洗練された動きではないのだけど、表情と笑顔がとっても魅力でチャーミングな人だった。



監督  アン・リー
原作  チャン・アイリン 『ラスト、コーション 色・戒』
脚本  ワン・フイリン  ジェームズ・シェイマス
編集  ティム・スクワイアズ
音楽  アレクサンドル・デスプラ
出演  トニー・レオン  タン・ウェイ  ワン・リーホン  ジョアン・チェン

(カラー/158分/中国=アメリカ)


  






Last updated  2010.03.02 22:38:56
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