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2008.10.29
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カテゴリ:ポーランド映画

 (あらすじ) 43年ごろのナチス・ドイツ占領下のワルシャワ近郊を舞台に、仲間同士の遊びにスリルを味わっていた少年たちが、次第に状況に目覚め、抵抗運動に加わっていく姿を描く―――。


 ワイダの代表作である初期の『世代』『地下水道』『灰とダイヤモンド』は抵抗三部作と言われるそう。
長編デビュー作であるこちらにもすでに、若者たちの青春と抵抗、挫折と可能性という、3作共通のテーマがしっかり描かれている。どの作品も好き。

ドイツ軍の貨物列車から石炭を盗もうとしたスタフは、失敗して友人を亡くす。
逃げ出して辿り着いたある居酒屋で、木工所で働く職人に出会った彼は、見習工として工場に雇われることになる。
夜間通うようになったカトリック学校で、スタフは初めて抵抗運動に関するアジテーション演説を聞き、演説していた少女・ドロタに惹かれて地下組織へと入るのだったが・・・。

ポーランドの地下活動もの映画の魅力は、緊迫感はもちろんのこと、状況を自分たちの手で変えようとする、強力なエネルギーに溢れているところにある。
敵はあまりに大きく、あまりに強く、残酷だというのに、立ち上がって戦う強靭な力。
この時代この国に生きて、命を懸けて時代と戦った人々の勇気には敬服するばかり。
  
 1016.jpg
ポーランド映画馴染みの役者さんがたくさん出演している。一番後ろの少年はポランスキー



若者らしい無鉄砲と、異性への憧れと、使命感と。精一杯にいまを生きる主人公たちの生が眩しい。
時代背景が怖ろしいからこそ輝く命の灯火は、ワイダの三部作のなかに燦然と輝いて描かれている。
本作ではより未来に希望の余韻を残した最後だ。
指導者として尊敬し、同志として親しみ、ひとりの女性として愛していたドロタとの、悲劇的な別れがやってきたとしても、悲しみで立ち止まってなどいられない。
時代の荒波にのまれて、抵抗せずにいることなど、もうスタフにはできない・・・。


余韻として残った希望は、1944年を描いた『地下水道』、1945年を描いた『灰とダイヤモンド』へ継がっていく。
たくさんの苦しみを経て、いつかポーランドに平和がきたことを思うとき、そのワンシーン・ワンシーンが心に残る。やっぱり抵抗三部作は好きだ。




監督  アンジェイ・ワイダ
原作・脚本  ボフダン・チェシコ
撮影  イエジー・リップマン
音楽  アンジェイ・マルコフスキ
出演  タデウシュ・ウォムニッキ  ウルスラ・モジンスカ  ズビグニエフ・チブルスキー
ロマン・ポランスキー  タデウシュ・ヤンツァー

(モノクロ/88分)







Last updated  2009.11.19 21:51:05
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