1316594 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

PR

Profile


はる **

Category

Freepage List

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Recent Posts

2008.11.30
XML
カテゴリ:日本映画

 オリンピックといえば今年、北京オリンピックが開催されたばかり。
過度な報道に辟易しつつ、期間中ほとんどTV観戦せずに過ごした私は、はっきりいってオリンピックへの思い入れゼロでしたが、この映画はとっても面白かった。
タイトルは知っていたけれど、市川崑監督とわからなければ、きっと観ていなかった作品です。

1964年、約半世紀前の日本が、世界の様子が、逐一おもしろかった。
今からでは想像つかないほど、まだ時代は進んでいなくて、ボロボロのユニフォーム、照明の暗さ、ヨレヨレのゼッケン、オリンピックレコード・・・いろんなところから歴史を感じながら観る。
ただ驚きがあるからいいのじゃなく、オリンピックを追うカメラが相当素晴らしいのだ。

全体像から、いち選手に及ぶまで、確かな視点で描かれるのは、市川崑のスタイルが確立している証拠。
象徴的な聖火、天皇、国旗といった被写体は、当時の時代背景を映しだす鏡のように、選手たちに負けないほどの存在感を示していた。

近年のオリンピックとの違いはなんだろう。この見応え。
強い希望や、選手たちへ向ける観客の熱のこもったのまなざしは、まだ見ぬ限界点への期待だったのかもしれない。
限界をむかえ始めた近年だから、新改良した水着や靴や、薬なんかにはしり、頼るよりほかなくなっているんだろうか。スポーツ選手がアイドル扱いされるような時代だもの。
誇り高きアスリートが集まって、報道による過度な煽りや演出が減れば、きっとオリンピックはいいものに戻るのかもしれないけれど、それはもう無理のような気がする。

美しく飽きないカメラワークも、効果的なスローモーションも、素晴らしかった。人類の祭典と呼ぶに相応しい、一時代の煌めき。
3時間弱の長尺だれど、観て損のない良い映画でした。
人類は進歩発展しながら、大きな落し物をしてきてしまったのかもしれない。


ichikawa_kantoku.gif


総監督  市川崑
脚本  市川崑  和田夏十  白坂依志夫  谷川俊太郎
撮影  林田重男  宮川一夫  中村謹司  田中正
ナレーター  三國一朗

(カラー/170分)






Last updated  2008.12.04 00:02:01
コメント(6) | コメントを書く

■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:【東京オリンピック】 1965年 スポーツの祭典(11/30)   Lake Moraine さん
札幌オリンピックの映画は見たことがありますが
東京オリンピックもあるんですね。

たしかに今年の競泳水着の騒ぎや 以前のスピードスケートなど
例をあげればきりがないほど 思い切って全員同じもの使って
競技してください! とか 思うときありますね。 (2008.12.04 00:42:16)

Lake Moraineさん    はる*37 さん
ドキュメンタリーで集約して観るから
よけい洗練されて感じるんでしょうか。
『東京オリンピック』とてもよかったです!


>全員同じもの使って

思いますね~
うるさいほどニュースが・・・
アスリートたちはTVの恰好のネタになってるし。 (2008.12.05 23:28:59)

オリンピックか~っ!   racquo さん
この映画はずいぶん、本当にずいぶん前に見たので、
良かった、というぐらいしか記憶にありません。
また改めて見てみるのも興味深いかも。
.
自分が日本人で、こうした競技スポーツに特別な関心がないからかも知れないけれど、
幼い頃の記憶がある東京、そして次のメキシコぐらいまでで、
オリンピックには興味を失いました。
次のミュンヒェンではテロが、1コ飛ばして、
1980年モスクワは西側諸国がボイコット。
やはり何か冷め(醒め)てしまいます。
.
そして変な比喩ですが、競技自体がアナログからデジタルになったような印象。
他に商業化はあるし、選手のスター化もあるし。
野球とか、プロ選手が出てくるのもどこかシラケるし。
.
そして大人になって色々なことを知るようになると、
こんな時だけ黒人が活躍するアメリカにも疑問感じるし、
一方冬のオリンピックは白人が独占的に活躍出来る場として作られたと言うし。
.
そんな意味では1964年東京オリンピックというのは、
冷戦中ではあるけれど、世界が二次大戦から復興した頃だし、
オリンピックに於ける一種の「良き時代」で、
この映画も、ルルーシュの『白い恋人たち』も、
そんな時代の記録なのかも知れませんね。
.
(2008.12.06 02:45:07)

racquoさん    はる*37 さん
>競技自体がアナログからデジタルになったよう

ああ、わかる気がします。
野球にプロが出てくるあたり、最近のごたごたもあわせて興味をなくしちゃう。

オリンピックが良かった頃の良作ですね。
懐かしめて、とてもいいと思います。 (2008.12.06 22:52:48)

Re:【東京オリンピック】 1965年 スポーツの祭典(11/30)   リラ11 さん
大変ご無沙汰してます。
やっと復活です(笑)。年末なので、いつ又お休みするかわかりませんが、よろしくお願いします。

当時は賛否両論あった映画みたいですが、普通の記録映画とは違う、選手達のバックグラウンドも見えてくるような作品でした。
東京も1964年はまだまだこんな所が…って思える風景にも出会えてとても興味深かったです。

選手達はきっといつの時代も同じような気持ちで、真摯に競技に取り組んでいる、と思いたいのですが、競技以外の所でいろいろある昨今のオリンピックは、やはりこの頃とは随分違ってしまいましたね。 (2008.12.09 13:14:12)

リラさん   はる*37 さん
>年末なので、いつ又お休みするかわかりませんが

年末ですね~ 慌しくなるなぁ。
クリスマスを通り越して、お正月が楽しみです。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。


>当時は賛否両論あった映画

そうなのですか!
知らなかった。
私にはとにかく興味深かったです。
日本や世界の、時代を感じますね~。


>選手達はきっといつの時代も同じような気持ちで、真摯に競技に取り組んでいる

そう思いたいのですが・・・
タレント化してきているのは否めない感じで
それは求める周りがあるからなんでしょうね。 (2008.12.09 20:05:09)


Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.