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2008.12.22
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 「ひんなり」というのは、ほっそりとしてしなやかなさま。
著名な?装幀家の著者が、骨董市で探してきたお気に入りの古物を、写真とともにひとつひとつ丁寧に紹介している。

どれも味わいがあって、手ごろで、愛着の湧くのが感じられるような物たち。
先日読んだ『骨董游学』からずっと続く、骨董店に行きたい衝動が増してしまう。
陶器にしろ、硝子にしろ、使い方ひとつとってみても粋だった。朽ちて目鼻立ちさえはっきりとしない仏像にも、西日が差せば優しいお顔があらわれる、そんな一文に心が動いた。

部屋をひとつの容器と考えて、古物を観察する。でも結果、観察されているのは自分で、古物たちは自分が何者かを問う仲立ちのようなもの――そんな言葉が印象に残る。



「言葉にまみれたものは、見るのではなくその物語を聞いているにすぎない」


あとがきのこの言葉はどういう意味だろう。
言葉にまみれたものといえば、わたしの周りには本と映画がある。それはたしかに物語を聞いているにすぎないのかもしれない。
それでもわたしは、どちらも好きで、手放しがたい。
‘見る’という行為は大切にしたいけど、‘言葉’にまみれたものも大事にしたい。
とはいえ物心ついた時から物が好きで、もの言わぬ物が放つ存在感がいとおしくてたまらないから、著者の思い入れには同調しながら読めた一冊だった。



著者が装幀家なので、本の質感についてのおまけ。
紙の素材や写真や文章は、上記の『骨董游学』のが好みだった。手元に置いておくなら断然あちら。別の著作を読みたい気持ちにさせられるのもあちら。








Last updated  2008.12.22 22:31:51
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