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2009.02.04
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カテゴリ:映画
 インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出が舞い込む。
求めに応じて、久々に故郷へと戻ったヤコブは、ヨルゲンとの面談の後、週末に行われる娘アナの結婚式に強引に招待されてしまう。
ところが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実だった―――。



 すごく面白かった!はじめて出会う表情をした映画で、ぐんぐん惹きつけられた。
デンマークといえばラース・フォン・トリアー監督で、真摯な映画のイメージが大きい。
こちらもたしかに真摯だけれど、なにとも違っている、こんな映画を作る女流監督がいたなんて知らなくて嬉しい。

主人公たちを演じる役者がとにかく素晴らしい。
ヤコブ、ヨルゲン、その妻ヘレネ、娘のアナ、みんながすごくいいのだ。
物語はインドから始まり、そこで生きる人々や、ヤコブの表情にすっかり心掴まれてしまって、サスペンスチックに展開していく翻弄される運命に、最後まで釘付けになった。

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再会に翻弄されるヘレネとヤコブ


ヤコブは久しぶりに戻ったデンマークで、実業家ヨルゲンに強引に誘われ、彼の娘アナの結婚式に出席することになる。
翌日、会場で目にしたのは、20年も前に別れ、いまではヨルゲンの妻となっているヘレネだった。
突然の再会に驚くヘレネ・・・。それ以上に、アナが自分の子だという事実を知ったヤコブは、信じられない状況に動揺を隠せない。
インドでの救援事業に多額の資金援助を持ちかけるヨルゲンの企みが、次第に明らかになっていく―――。

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どんな理由があるにせよ、ヨルゲンのしたことは沢山の人の人生を変えてしまう。
それは資産家だからこそできることで、金でヤコブを買うような真似も含めて、インドの貧しい人々との対比がとても痛かった。
さんざん家族を翻弄し、男ひとりの運命を変えたヨルゲンには、絶望という名の苦しみがあった。
だけど、例えそうだとしても、人生においてそこまでする(あえて言うなら)我儘を赦されていることに、驚きや疑問を抱かずにいれない。
はたやインドでは、名も知れぬ子どもたちが毎日のように飢えや病気でただ死んでいるのに・・・。ひとつのの終わりが、同じものとは思えぬほどに違うことに戸惑ってしまう・・・。

とにもかくにも、運命が激動していく展開の力は見所のひとつだ。

救いは、昔はひどい男だったというヤコブの、いまの姿。
演じているマッツ・ミケルセンの魅力と相まって、いい表情の彼が、インドという国やヘレネやアナとの出会いによって、さらに変わっていく様が素晴らしい!
アナ役のスティーネ・フィッシャー・クリステンセンをはじめ、女優たちの魅力も忘れがたい。

とにかく巧くできていて、アップの多いカメラも、思いがけないほど深くまで広がって胸をざわめかす物語りも、映画としてとてもいいと思った。
久しぶりに時を忘れて没頭した映画だった。 




監督  スザンネ・ビア
製作  シセ・グラム・ヨルゲンセン
脚本  アナス・トーマス・イェンセン
撮影  モーテン・ソーボー
音楽  ヨハン・セーデルクヴィスト
出演  マッツ・ミケルセン  ロルフ・ラッセゴード  シセ・バベット・クヌッセン
   スティーネ・フィッシャー・クリステンセン

(カラー/119分/デンマーク=スウェーデン合作)







Last updated  2016.07.18 21:33:10
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