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2009.03.07
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カテゴリ:フィンランド映画

 シェイクスピア劇を、現代の企業乗っ取りドラマに置き換えた、サスペンス溢れるブラックコメディ。

元ネタの『ハムレット』をよく知らなくて、Wikiで調べてみると、結構細部まで原作になぞっているようだ。
一番の違いはラストにあるオチ

初期の作品だけれど、カウリスマキ・ワールドのシュールな表情は、すでに健在だった。
ブツリと切れる編集は、原作を知らないとストーリーがわかりにくいかも。
主人公たちの魅力という面でも、哀愁や愛おしさは、この作品に限ってはあまり感じられない。


hamlet00.jpg


父親を殺されたハムレットは、未亡人となった母親が、叔父とすぐに再婚したことに憎悪を抱く。
社内には叔父が前社長を殺したという噂が流れ、度々父の亡霊が目撃されるのだった。
側近の娘オフィーリア(オウティネン)に熱をあげるハムレットだが、新社長になっても未だ彼女をモノにはできず・・・いつも拒まれ鬱々とした苛立ちのなか、水面下では、皆がぞれぞれに悪を企んでいた―――。


kaurismaki_hamlet_gallery_4.jpg


企業に置き換えて描かれる愛憎劇は、乾いた悲劇を淡々と重ねていく。
オフィーリアは溺死自殺、側近はハムレットによって誤殺、彼を殺そうと叔父の盛った毒には、誤まって母親が倒れる・・・・。さすが悲劇に次ぐ悲劇だ。
陰謀を抱いてハムレットに近づいたはずのオフィリアが、いつの間にか本気で彼を愛していたあたりがほんのり切ない。
それに気づいた時、ハムレットはすでに人が変わり、血で手を汚している。父親殺しの犯人は叔父ではなくて彼なのだ・・・。

元ネタを知っていれば、もっと楽しめたかと思うと残念。
モノクロで温度のない、戯曲の焼き直しは、原作にはないスマートなオチでTHE END.
冒頭のワンコになるほど~。
時々カラッと笑えるいいシーンもあるけれど、全体としては物足りないという感想だった。




監督・製作・脚本  アキ・カウリスマキ
撮影  ティモ・サルミネン
出演  ピルッカ=ペッカ・ペテリウス  カティ・オウティネン  エリナ・サロ

(モノクロ/86分)








Last updated  2009.03.08 22:31:18
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