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2009.03.08
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 HTbookCoverImage.jpg nagare.jpg (左・新装丁/右・旧装丁)


 敬愛する佐々木丸美さんの『ながれ星』、再読しました。
全著作17冊のなかでは、すこし毛色の違った作品で、シリーズに分けるとすれば孤児シリーズ、読むのは最後がいい、単品でも楽しめる一冊。

じつをいうと、丸美作品のなかでは思い入れ浅いほうで、読み返すのもまだ3度目くらい。
前回読んだ時、空恥ずかしいような気持ちになったのだけれど、今回もやはり照れくさい。
丸美作品特有の完璧な?男性像が、この作品にはなくて、かわりに少し未熟な高校生男子たちが登場しているからでしょうか。
その行動や台詞が、時々ちょと照れくさいのです。
取上げているテーマは好きなんだけれど・・・。


ごく普通の夏休みだった。津波が起きるまでは…。孤島に取り残されたのは3組の高校生カップルと1人の幼女。不可思議な出来事に直面しながら、力をあわせ懸命に生きのびようとする彼らの未来は―。胸に迫る青春群像。


音信不通の孤島に取り残された7人が、助けの来る春を待ちながら、超科学とか並外れた知識で、時には超能力で、島での生活を確立していくまで。
まずは社、それから住居、食料。暮らしの細部から生活の基盤が成すまでを綿密に描いていきます。
もちろんその間に、困難や危機的状況が訪れるのだけれど、その都度乗り越えて、冬を迎える―――。

ファンタジーともいえるし、サバイバルでもあるし、恋愛も友情も青春も、たくさんが詰め込まれています。
一言でいえば不思議で、ありえないんだけれど、非現実への憧れは満たされて、浪漫があっていいです。
ピラミッドパワーとか眉唾ではあるけれど、丸美さんが常にテーマとしてきたことからずれてないから、なんなく受け入れることができます。
ただ照れくさいだけ、こそばゆいだけ(笑)
三度目にしてようやく忘れないインパクトを記憶に刻めたように思います。








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Last updated  2009.03.11 06:00:15
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