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2009.05.13
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カテゴリ:イスラエル映画

 ステキな映画でした。
それぞれに思いを抱えた女性たちの物語が、キラキラした優しい光に包まれた、テルアビブの美しい海辺の街で描かれます。

結婚式場で働くウェイトレスのバティア。結婚披露宴の最中に足を骨折した新婦のケレン。
フィリピンからの出稼ぎ労働者ジョイ。
さりげなくすれ違いながら、登場人物たちはそれぞれの問題に向かい合う。

悲しみも、幸せも、悩みも、過去の傷も、、、。
やまない雨はないように、希望の灯は、日常に灯る。


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恋人と別れたばかりのバティアは、海辺で浮き輪をつけた迷子の少女を拾う。
両親が離婚してからは、父親とは疎遠で、ボランティアの仕事が忙しい母とは、電話で話すだけの仲。
長い孤独を抱えていた彼女は、両親の見つからない浮き輪の少女に、過去の自分の面影を見る。
この、バティアが感じているそこはかとない孤独は、心にすごく伝わってくる。

足の骨折で新婚旅行がダメになり、市内のホテルに泊まることになった新婚夫婦の物語も忘れ難い。
夫マイケルは、スイートルームに一人で泊まっている謎めいた女性に出会う。
新婦ケレンはヤキモチを焼くけれど、詩人であるという女性の密かな孤独が、後にふたりを驚かせるのだった―――


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出稼ぎ労働者ジョイのお話もそうだけれど、みんな、一番身近な人への思いやりを怠ってばかりいるようだ。
一番見ていなくちゃいけないものを、見ていない。
一番守らなくちゃいけないものを、守らない。
それで上手くいかなくなって、つまづいて、孤独に沈むけれど、掛け違えたボタンをひとつずつずらしていくだけで、きっと幸せは近いような気持ちになれるのがいい。


新婦ケレンの綴った、何気ない劇中詩が、とてもステキだった。
たった80分で、この充実。 脚本がいいのもあると思う。役者さんの演技も自然で素晴らしい。
イスラエルという国は、争いの歴史が今もなお続いているけれど、ここ数年で観たイスラエル映画は、ユーモラスなものが多い。
ユーモアのわかる中東の国、っていいね。しかも今度のは、幻想と映像美を駆使していて魅力的。

監督は恋人同士だという、エトガー・ケレットとシーラ・ゲフェン。
現実と幻想の交差する、不思議な全体の雰囲気が大好きでした。




●  ●  ●  ●



監督  エトガー・ケレット 、シーラ・ゲフェン
脚本  シーラ・ゲフェン
撮影  アントワーヌ・エベルレ
音楽  クリストファー・ボウエン
出演  サラ・アドラー  ニコール・レイドマン  ゲラ・サンドラー  ノア・クノラー

(カラー/82分/イスラエル=フランス合作)








Last updated  2009.05.14 22:50:22
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