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2009.08.27
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カテゴリ:映画
 アイルランドのダブリン。音楽を通じて知り合った男女が、短くもかけがえない時間を共に過ごし、新しい人生のため別れていく物語。
音楽映画は数あれど、心から聴かせてくれる心地良い作品は、それほど多くはないはず。
私的にとてもフィーリングの合う作品だった。

40がらみの主人公は、母親の死をきっかけに、ひとり暮らしの父親の元に戻り一緒に暮らしていた。ストリートで歌いながら、歌手になることを夢見て。
そこに、もう一人の主人公、ビッグイシューを抱えた貧しい移民の娘が、彼の歌に導かれるように現れる。これがふたりの出会い。

お互いに今はしがない暮らしでも、音楽の才能は息づいている。男の夢、イギリスでのデビューに向けて、ふたりは動き出す。
ストリートで見つけた名もなき奏者たちも加わって、最高のデモテープが完成されていくのだった――。

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短尺の微笑ましい小品で、ふたりの演奏が素敵なのも好感持てる。男を演じたグレン・ハンサードは本業が歌手で、すごくいい声だ。
彼には忘れられない人がいる。ワケありの貧乏生活をしている娘にも、遠くで暮らす夫がいる。
それでも人は恋をする。

この恋愛に関しては、二人ともに自制心あることがさらに好感度が呼ぶのだろうか。
ついつい「泊まってく?」と声を掛けてしまった男に、素直に怒る娘。ふいに泣き出した彼女を、ただ抱きしめてあげる男。心が通じ合った後さえ、二人きりで会うことは叶わない。
けして過ちを犯さないプラトニックなままのふたりには、確実に新たな人生が見え始めて、それが幸福へ向っていることを観客は感じる、そんな希望のあるラストだ。

本作に音楽がなければ『恋人までの距離』か。なんとなく大好きなこの映画を思い出した。
そしてラストでは、こちらも大好きな『シャンドライの恋』をふと思い出してしまう。オマージュかもしれない。



●  ●  ●  ●


監督・脚本/ ジョン・カーニー
出演/ グレン・ハンサード  マルケタ・イルグロヴァ  ヒュー・ウォルシュ

(カラー/87分)








Last updated  2016.03.07 21:01:47
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