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2009.09.02
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カテゴリ:多国合作映画
 若者たちを描いた作品が多い印象のガス・ヴァン・サント監督による、懺悔の物語。
米・コロンバイン高校銃乱射事件をモチーフにして描いた『エレファント』や、『パリ、ジュテーム』でもしっくりこなかったのは、作風が苦手なのだろう。
淡々として、虚無感が漂い、最終的な結末は観る者に委ねられていく――。

アレックスはスケートボードに夢中の16歳。
ある日、ボーダーたちの憧れの公園“パラノイドパーク”へ向かった彼は、不良グループと出会い危険な遊びに加わる。
その最中で、彼は誤って警備員を死なせてしまう。
証拠はなにもないものの、警察の捜査に対し罪の意識を強くしていくアレックスだったが・・・。

この主人公もまた、両親の離婚問題を抱えている。
アメリカでは結婚したのち、半数のカップルが離婚するのだ。
子どもがいないならまだよし、片親だけとなる子どもにとっては、問題を抱えやすいだろう。
だから非行に走ると結論付けるのは短絡的だけれど、離婚した家族のドラマがこれほどたくさん作られる国アメリカの暗部は、日本の未来予想図のようで気になってしまう。

もしも重大な罪を犯して、誰かに告白を聞いてほしいとき、相手がいないことの虚無感がやりきれない。とにかく、やりきれない物語だった。
恋人がいるのに、その彼女は話したい対象ではない、薄っぺらな付き合いで、ましてや親や教師に相談することなんてできない。
結局、彼が心を開きたいと思ったのは、恋人よりは落ち着きのある、まだ知り合ったばかりの女友達だった・・・。

親の不在や、友の不在、悔恨の不在、自分が生きているリアルな五感感覚の不在。
だれがこういう若者たちを救ってくれるのだろう。
愛する意外に、なにができるだろう。
監督は現代の若者の姿を、ありのままに描きたかったのかもしれない。真摯すぎて、温度なく荒んだ光景は、ブルーになるばかり。
相変わらず、クリストファー・ドイルのカメラだけは奇麗だった。



●  ●  ●  ●



監督・脚本・編集/ ガス・ヴァン・サント
原作/ ブレイク・ネルソン
撮影/ クリストファー・ドイル  レイン・キャシー・リー
出演/ ゲイブ・ネヴァンス  テイラー・モンセン  ジェイク・ミラー

(カラー/85分/アメリカ=フランス合作)










Last updated  2009.09.05 07:04:17
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