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2009.11.01
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カテゴリ:日本映画

 われらが塚本晋也作品(笑)
敬愛するゆえ、偏った贔屓目での感想です。今回も普通に観るなら、50点の作品かもしれない、けれどプラスアルファの思い入れ。

前作『悪夢探偵』は、今思うと、やっぱり手放しでおもしろいとは言えなかった。なにか突き抜けたものがなかった記憶。
そういう点で、続編はホラー映画としてしっかりヴァージョンアップしていたのは嬉しい。
ありきたりなJホラーとは、一味違った恐怖感。
上辺のものに見えて、じつは奥に深い観念と洞察が秘められていたと思う。難解だから、隠れているように感じるんだけれど。

塚本さんが、私の敬愛する河合隼雄さんの専門分野「夢」に注目しているところが、すごくうれしい。扱っている形而上的なテーマは、臨床心理の領域と、共通するものを持っているみたい。
もしも河合さんがまだ生きていて『悪夢探偵』を観たら、なんと解説してくれるだろう。ぜひ聞いてみたかったなぁ。
「夢」を尊い魅力的なものに見せる、このシリーズは、映画としてはダメでも、私は好きです。

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 “悪夢探偵”こと影沼京一(松田)のもとを訪れた新たな依頼者は、悪夢で眠れないという女子学生の雪絵(三浦)。
同級生の菊川をいじめてからというもの、彼女が毎晩夢に現われて眠れないのだという。
一度は関わることを断った京一だったが、その後、雪絵の同級生が同じ悪夢にうなされた末に変死する事件が発生する。
菊川と、自殺した母・逸子(市川)の姿を重ね合わせた京一は、嫌々ながらも雪絵の夢に入ることを決意するのだったが―――。

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前作『悪夢探偵』は、この続編を描くためにあったのでは、、? と思うほど、今回は見事に京一の過去に方をつけていました。
幼少期の出来事は恐ろしくて、瑞々しくて。市川実和子演じる、精神に異常をきたした母親の苦しみが、十分に描かれています。
そんな妻を必死で支えようとする夫役には、光石研さん。力及ばず家庭が崩壊していく苦しみを、見事に演じていました。
「この世のすべての怖いものが見えてしまう・・・」妻の苦しみが、菊川の苦しみと重なり、事件は解決されていくのでした。

単純にホラーとして楽しむのも、よし。視覚的にも、コワイです。
人の夢に入る――そこをどうやって映像化したかにも注目。CGばかりに頼らない塚本さんの演出は、流石だなぁといつも思う。
贔屓目で見てもぐだぐだはしてた、長かった。でも深いんよだなぁ、、、。
次回作は、『鉄男』シリーズが復活するみたいなので、期待して待ちたいと思います。



●  ●  ●  ●


監督・原作/ 塚本晋也
脚本/ 塚本晋也  黒木久勝
撮影/ 塚本晋也  志田貴之
編集/ 塚本晋也  安倍雄治
音楽/ 石川忠  川原伸一
出演/ 松田龍平  三浦由衣  韓英恵  光石研  市川実和子

(カラー/102分)







Last updated  2009.11.07 00:38:56
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