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2009.12.22
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カテゴリ:アメリカ映画
  老境を迎えつつあるデヴィッドは名の売れた大学教授。若い頃から自由で気ままな恋愛を信条としてきた。
ある時、そんな彼は、30歳も年の離れた学生コンスエラの美貌に目を奪われる。思いがけず愛に溺れて葛藤するさまと、そんなふたりの切ないすれ違いの愛の行方を描く―――。



 この作品は、初見だけれど思い出深い。上映された当時、同僚の女の子から、劇場に観に行こうか迷っている――と聞いて、イザベル・コイシェの新作だからいいに違いないよ!とおススメしたのだった。
結局、足を運んだ彼女の感想はまずまずで、微妙に納得できないものを抱えたみたいだった。
いま改めて世間の評判をみてみると、一様に低くてびっくりする。

私は、本編がなかなか好きだ。
コイシェ監督は、スペイン出身の女流監督で、『あなたになら言える秘密のこと』『死ぬまでにしたい10のこと』『パリ、ジュテーム』、どれも楽しく観た。

しかも、壮年の男が人生を変えるほどの愛に溺れていく―――というのパターンは、私の偏執的嗜好にぴったり(笑)
この作品の場合、「恋に落ちる」ではなく、「愛に溺れる」という言葉が馴染む。

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初めて愛を知り、悶々とし、嫉妬に苛まれる中年男なんて、ほんとうにみっともない。みっともないけれど、諍えない想いに苦悩するデヴィッドは、嫌いになれない。
超がつくほど魅力的な、ペネロペ演じるコンスエラは、彼との未来を本気で考えている。そこがとっても大事なんだと思う。

真剣にひとりの人間を愛すること―――真摯な恋愛模様を描いた本編は、ごくシンプルな、オーソドックスなラブストーリーなのだ。

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お腹がひとつも出ていない、60代半ばのベン・キングズレー。
その親友を演じたデニス・ホッパーの、老境に差し掛かって更に味を感じる深いしわ。
若いころからちっとも変わらない美貌と名演のぺネロペ・クルス。役者がいい。

愛を描きながら、老いをテーマとしたことで、後戻りできない到達点ゆえの苦しみや、色濃い哀愁がしんと胸に響いた。
いつもシビアだけれど、どこか優しい。それがコイシェ監督の味なのだろう。


●   ●   ●   ●


監督/ イザベル・コイシェ
原作/ フィリップ・ロス 『ダイング・アニマル』
脚本/ ニコラス・メイヤー
撮影/ ジャン=クロード・ラリュー
出演/ ペネロペ・クルス  ベン・キングズレー  デニス・ホッパー

(カラー/112分/ELEGY)








Last updated  2009.12.24 22:45:10
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