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2010.02.13
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カテゴリ:多国合作映画

 なにはなくても予告で観たときから気になっていた、上の画像に惚れぼれ。
このカットをまず思いついてから、物語は膨らんでいったのでは? なんて思うほどステキなシーンだった。
ウォン・カーウァイ初となるアメリカが舞台の本編は、有名な俳優陣を起用したロードムービー。

 ニューヨーク、失恋したエリザベスは、とあるカフェにいた。
閉店間際、いつも売れ残るブルーベリー・パイを食べに通うエリザベスを、オーナーのジェレミーが優しく見守る。いつしか彼の優しさと、パイの味に癒されていくエリザベスだったが・・・どうしても立ち直れない彼女は、ついに宛のない旅に出るのだった―――。


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旅の途中で出会う人々との出来事は、かなり王道をゆくものだ。
デヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、出会う面々の豪華さは、特筆事項かもしれない。
なんと音楽は、あのライ・クーダー氏が手がけている。どうりで音楽にはムードがあったわけだ。

他人の愛の形、ふたつの死、自分とまったく違った人生を見る―――そこに浮かんでくるのは自分自身の姿。
出会いから学んで、新しい道を歩み始めるきっかけとなっていくのは、じつにシンプルで、じつにありがちなのだけれど。

エリザベスが旅に出てから、ジェレミーの元には、時折り便りが届くようになる。
彼女が旅先で綴った思いを受け止めつつ、彼女に恋している自分を知っていく。消息を追い求め、探すのも諦めた頃、長い旅から戻った彼女を変わらずに出迎える―――なんともロマンチックな物語だった。

ありあがちだからこそ、ここにしかないものはと考えると、やっぱり冒頭のキスシーンか。
ありそうでなかったカメラアングルに、愛らしいノラと、文句なしにカッコいいジュード・ロウの横顔が映える。
まるで甘いデザートのように、物語のラストを華々しく飾る。


ウォン・カーウァイファンには、 カメラマンが相棒クリストファー・ドイルじゃないせいか、いつもの浮遊感がなくて残念かも。
本作のカメラマン、ダリウス・コンジ氏は、多くの有名作を手がけてきた人。やはり作品自体がアジアというお得意の魅力のマジックから離れて、よりハリウッド的になってしまった雰囲気のなさなのかもしれない。
大好きな『花様年華』にあったあのムードは、ほとんどない。



 これからは、大失恋してもうほんとうに人生のどん底で、なにもかも捨てたい友人には、旅をすすめよう。
旅に出るまでの勇気は、かなりいるだろうが、立ち直るきっかけとしてはベストかもしれない。
くよくよ悩んでいるより、そうとう早く復活できるに違いない。
失意のどん底だった、あの日あの時、この映画を知っていたら、わたしも旅に出ていたかもしれないと思う。
一年もの旅じゃなくても、ほんの一週間でも休みをとって旅に出るというのは、失恋の妙薬になるに違いない。
 


●  ●  ●  ●



原案・監督/ ウォン・カーウァイ
脚本/ ローレンス・ブロック  ウォン・カーウァイ
撮影/ ダリウス・コンジ
音楽/ ライ・クーダー
出演/ ノラ・ジョーンズ  ジュード・ロウ  デヴィッド・ストラザーン
レイチェル・ワイズ  ナタリー・ポートマン

(カラー/95分/香港=中国=フランス合作)








Last updated  2010.02.14 08:24:22
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