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2010.04.04
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カテゴリ:多国合作映画

 イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督のドキュメンタリー。最晩年のインタビューを中心に、関係者の様々な証言で語られる監督の素顔―――。

 先日、フェリーニ監督の初期の名作『道』を再見する機会があった。いつかダビングしておいたDVDを、職場の方に貸してあげることになって、少しだけ再生したら、そのまま最後まで目が離せなくなってしまったのだった。
やはり素晴らしい! 色褪せない名作に、フェリーニ監督を改めて知りたい思いがした。

ロケよりセットを好んだ、それらの作品群の画面は、いつも“超”がつくほど個性的。
立派なセットに囲まれて、なにもかもが人工なんだけれど、芸術としかいいようのない美の迫力に圧倒されてしまう。
撮影風景を見ていたら、想像どおり「俺様!!」的な人物で、そんなところも期待を裏切らなかった。

フェリーニについて語る役者は、『ボイス・オブ・ムーン』のロベルト・ベニーニ、『カサノバ』のドナルド・サザーランド、『悪魔の首飾り』のテレンス・スタンプ、妻のジュリエッタ・マシーナ。
それから、脚本家や画家や、共に仕事をしてきた製作者も彼について率直に語っている。

もっとも多く映像が使われていたのは、もちろん自身の自伝的作品『8 1/2』。
ずいぶん前に一度、睡魔に襲われて以来、ずっと再見してこなかったことを後悔してしまう。
次に映像の多かった『カサノバ』も、とっても見たくなった。

51P3JJWWKBL.jpg


事細かに役者の動きを指図する、不機嫌そうな横顔。立ち居振る舞いから、いかに大物だったかが窺える。これだけの威厳があるからこそ、名作は生まれるのだろうか。
『8 1/2』のように、自分の夢や幻想を映画にするなんて、すごく贅沢!!
しかも極私的な作品が、代表作になり映画史に残っていることが素晴らしい。

先日の、黒澤明監督の『夢』もそうだったけれど、巨匠と言われるようになったら、多少なりとも好きなように我儘に、映画を撮ることができるんだろう。
だとして、明らかに失敗に終わった印象の、怖ろしい『夢』をよそに、フェリーニの『8 1/2』は、飄々とした身軽さやユーモアを具えていた。愛着の湧く、人好きのする個性。


  おまけの独り言。
むかしお世話になっていた劇団の女優さんが、ジュリエッタ・マシーナに似ていたことに、この度改めて気がついた。少しずんぐりした体躯や、目の表情や身のこなし、愛嬌のある仕草も、撮影現場の素のマシーナにそっくりだった。当時はそんなこと思わなかったけれど、本人は自覚して意識していたのかもしれないなぁ。すごくステキな女性だったのです。
それから、フェリーニについて語る、身ぶり手ぶりの激しすぎる超ハイテンションのロベルト・ベニーニを、改めて好きだーと思ってしまった。 



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監督/ ダミアン・ペティグリュー
音楽/ ニーノ・ロータ  ルイス・バカロフ
出演/ フェデリコ・フェリーニ  ロベルト・ベニーニ  ドナルド・サザーランド
 テレンス・スタンプ  イタロ・カルヴィーノ

(カラー/105分/フランス=イタリア=イギリス合作)








Last updated  2010.04.06 17:19:37
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