2156250 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2011.02.19
XML

 敬愛するヤン・シュヴァンクマイエルの短編集。
DVD収録作品は「フード」、「石のゲーム」、「ワイズマンとのピクニック」、「肉片の恋」、「フローラ」、「アナザー・カインド・オブ・ラブ」、「スターリン主義の死」、そしてヤンの製作風景を映したドキュメント「ブラハからのものがたり」
のちの長編と比べてみると、原点がみつかって楽しめそう。

AnotherKindofLove.jpg imge01715a9zikbzj.jpg
「アナザー・カインド・オブ・ラブ」                   「フード」

簡単な内容の中身は、こんな感じ。つねに内臓の感覚を大事にしてきたヤン氏らしい「フード」
もっとも単調な、ほのぼの描写の「石のゲーム」
男のピクニックを乗っとった、洋服や道具たちの暴動をユーモラスに描く「ワイズマンとのピクニック」
料理される前の、わずかな時間を戯れる二枚の肉のダンス、「肉片の恋」
食物で作った人体が不気味な、アルチンボルド風「フローラ」
粘土の男女が奇妙な形で愛しあい、理解し合う様を描く「アナザー・カインド・オブ・ラブ」
チェコの歴史を、ユーモラスに痛切に生々しく表現した力作「スターリン主義の死」

0.jpg 056e527b.jpg
「肉片の恋」                           「アナザー・カインド・オブ・ラブ」

チェコには、シュールレアリストが現役で活躍する場が、まだちゃんとある。占領の歴史を繰り返してきたチェコの国民は、言葉にできない感情を、伝統的な人形アニメーションの劇に託して伝え継いできたのだと、どこかで聞いた。
グロテスクでも、触感的でも、生命と繋がった芸術表現はこのましく、わたしはこの映像表現が好きだと、あらためて思った。

ヤン氏の新作はまだかしらん。『ルナシー』以降、情報がきこえてこないけど、待っているファンはきっと多いはず。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.02.19 17:56:41
コメント(2) | コメントを書く
[チェコ(スロバキア)映画] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


ヤン・シュヴァンクマイエル作品、いいですね♪   荻々亭主人 さん
ラッキーマンが一番好きなのは「闇・光・闇」です。人間であることの窮屈感、不条理といったものが表現されていました。

(*^ー゜)vPEACE!!!

(2011.02.19 18:10:28)

荻々亭主人さんへ   はる ** さん
こんばんは。
ヤン監督の映像世界いいですよね。どれも好きです。

「闇・光・闇」は未見。
別の短編集のなかですね。
そのうち観ることができそうなので、たのしみにしておきます。

「アリス」をDVDを買ってみましたが、不気味でおもしろかったですよ。
わたしのお気に入りは『ルナシー』です。 (2011.02.21 03:51:38)


© Rakuten Group, Inc.