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2011.03.24
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カテゴリ:映画
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 趣味のある人生はいい。
何気なくやってきことが、追い追い生きがいになったりすることを思うと、なるべくたくさん
持っていたいものだと思う。
わたしは趣味と呼べるもの、映画と雑貨と読書しかないけれど、、老後ははたして大丈夫
だろうか(笑)
 本編は、スイスの小さな村、夫を亡くした悲しみからなかなか立ち直れずにいたおばあ
ちゃんマルタが、若い頃の夢を叶え、ランジェリーショップをオープンするまでの物語――。
シルクやレースをたっぷりあしらった下着は、ほんとうに可愛らしい。すべて手作り、
手縫いの刺繍がステキだった。
しかし、保守的な村では、破廉恥極まりないと責められるばかり。心ない噂や嫌がらせで、
なかなか思うように売れない。
内緒にしていた息子に店のことがばれると、強制的にランジェリーはゴミ捨て場へと抹殺さ
れてしまう・・・。
とはいえ、村の牧師である息子だって、隠れて不倫を続けているただの人間くさい男。村の
誰もが同じように描かれているから、なにげに微笑ましい。
アメリカ帰りの親友リージと共に、めげずに店を守り続けるマルタに、それぞれ家庭の事情
を抱える友人たちも賛同して、いつしかおばあちゃんパワー全開の様相となる。
ランジェリーショップは、抑圧して生きてきた彼女たちの、遅れてきた青春、希望の星なのだ
った。
バイタリティに感嘆して、女の長生きに納得してしまうこと請け合い。やっぱり女性は強い!
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パソコン教室でネットショップを開くと、とんとん拍子で商品は売れ始めて、マルタの手が足り
なくなり、村の老人施設にある刺繍クラブのお年寄りたちまで駆り出されて、なんちゃって村
おこしのような展開になっていくのも、愉快爽快だった。


ヨーロッパでは、お年寄りを主人公にした、ほのぼのとユーモアある作品が多く作られている
ような気がする。(または第二の人生を歩む物語)
ここで書いたうちでも、『ホルテンさんのはじめての冒険』『人生に乾杯!』、ドキュメンタリーの
アニエスの浜辺』、『ヴィーナス』などもそうだった。
お年寄りが幸せに、こころ豊かに暮らしていける社会が、ヨーロッパには浸透しているというこ
となんだろう。
日本はといえば、そんな作品は数が少ないように思われて、寂しげ。
80歳になるマルタをはじめ、お年寄りのすごく輝いている心温まる小品だった。
監督は長編2作目となるスイスの新鋭女流監督、ベティナ・オベルリ。ちなみに、このブログで
スイス映画を書くのは初めて。

†   †   †


原案・監督  ベティナ・オベルリ
脚本  ザビーヌ・ポッホハンマー
撮影  ステファン・クティ
音楽  リュク・ツィマーマン
出演  シュテファニー・グラーザー  ハイジ・マリア・グレスナー
アンネマリー・デューリンガー  モニカ・グブザー

(カラー/89分)






Last updated  2014.10.12 11:56:07
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