1306126 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

PR

Profile


はる **

Category

Freepage List

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Recent Posts

2011.04.19
XML
カテゴリ:アルゼンチン映画
 
337041_01_02_02.jpg

  こちらも懐かしい、映画館ボランティアをしていたころに上映されていた作品だ。
評判がよく、ロングランにたくさんのお客さんが詰めかけていた。劇場でみることが
できなかったので、レンタルにて。

 刑事裁判所を定年退職した主人公ベンハミンは、有り余る時間をつかって、かつ
て暗礁に乗り上げた、忘れられない殺人事件を題材に、小説を書こうと決意する。
25年前、銀行員リカルドの最愛の妻が、暴行され殺害された事件だ。
当時、ベンハミンと相棒パブロは、上司イレーネと共に、わずかな手掛かりを元に、
犯人と思われる男を追い詰めたのだった。しかし、国家に重要な証言をした男は、
知らぬ間に自由の身となっていた―。

釈放された凶悪犯から、逃げるようにして街を去ったベンハミンは、25年ぶりに街に
戻ってきた。
当然、当時の捜査状況など、回想シーンのサスペンス要素がおもしろいのだけれど、
ベンハミンが叶わぬ恋をする、イレーネとの恋愛模様のほうも見どころなのだった。
婚約者のいるイレーネに、そっと想いを寄せる彼の、不器用で純粋な愛情にほださ
れて、目が離せなくなる。

いまでは昇進して検事となったイレーネは、再会したベンハミンと共に、忘れられない
過去を思い出していく。
妻を殺されたリカルドの苦悩、アル中だった部下パブロの死の真実、止めようもなく惹
かれていった互いの存在についても・・・・。


imgc6818eb0zik7zj.jpg imgf00005edzik6zj.jpg

人好きのする上質なサスペンスで、回想シーンと現在を、巧みに行き来する展開は魅力的だった。
とはいえ、スケールはさほど大きくはなく、アルゼンチンが舞台という以外、既出感のある
サスペンスだといっていいと思う。では、どこに好評価のわけがあるのだろう。
たとえば、わたしが思うに、音楽がいい。それから、主人公の素朴でやさしい人柄がいい。
同じ役者さんによる25年の歳月の演じきりがスバラシい。
登場人物たちが、それぞれに25年間を振り返るとき。。そこには時の流れでしか表現できな
い、遥かなロマンがあって、これまでの道程に感慨深さをおぼえないわけにいかないのだった。
 
事件の真相と、被害者の夫リカルドの秘密を知ったとき、訪れるのは言いようのないやるせなさと、
安堵に似た感情。
人殺しも、強烈な憎しみを持続させることも、赦すことも諦めることも、愛し続けることもできる、
人間のすごさに、胸が締め付けられるのだった。


       
 †    †    †



監督/  フアン・ホセ・カンパネラ
製作/  マリエラ・ベスイエフスキー  フアン・ホセ・カンパネラ 
原作/  エドゥアルド・サチェリ 
脚本/  エドゥアルド・サチェリ  フアン・ホセ・カンパネラ 
音楽/  フェデリコ・フシド 
出演/  リカルド・ダリン  ソレダ・ビジャミル  パブロ・ラゴ 
(カラー/129min/スペイン=アルゼンチン合作)







Last updated  2011.04.22 20:39:55
コメント(4) | コメントを書く
[アルゼンチン映画] カテゴリの最新記事

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.