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2011.10.20
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カテゴリ:アメリカ映画

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  街ゆく人にもらった筆記用具で絵を描いて暮らすジミー・ミリキタニは、カリフォルニア生まれの広島育ち。
18歳でアメリカに帰国するも、第二次大戦がはじまり、若い日々を日系人強制収容所で過ごした。
戦後、長く住み込みで働いていたが、市民権を放棄したため社会保障がなく、いまではニューヨークの路上アーティストとなってストリートで暮らしている。


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911のテロをきかけに、監督が保護するかたちではじまったアパートでの共同生活は、ミリキタニ氏の思いがけない人生のドラマを引き出していった。
かつての同僚との再会や、ミリキタニ(三力谷)姓の詩人との接触、80年の数奇な半生を辿る旅。家族や自分やHOMEを取り戻していくまで――。これぞ本物のドキュメンタリー。


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かつて画家を志していた孤独な老人が、時代のうねりに飲み込まれていった80年という時の歴史を、いま改めて振り返ると、そこには思いがけないほどのドラマと、ひとりの人間が生きた証のような、深い轍が見えてくる。

憎しみに染まった過去は昇華されて、老アーティストはあたらしい人生を歩みはじめた。
それが、ハッテンドーフ監督の興味からはじまり、審美眼と行動力とをへて、類稀なやさしさによって開かれたことが、なにより素晴らしい。





  監督  リンダ・ハッテンドーフ
  製作・撮影  リンダ・ハッテンドーフ  マサ・ヨシカワ
  音楽  ジョエル・グッドマン
  出演  ジミー・ツトム・ミリキタニ  ジャニス・ミリキタニ  ロジャー・シモムラ

  (カラー/74min)







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Last updated  2011.10.23 09:32:55
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