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2011.12.18
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カテゴリ:スウェーデン映画
 1982年以来、映画界から遠ざかっていた巨匠イングマール・ベルイマンが、ふたたび映画に立ち戻って撮影した遺作。
『ある結婚の風景』の続編として、わざわざ30年後を描いた真意はわからないけれど、前作を見ていれば感じるところがあったのかも。(わたしは未見) 胸を抉る壮絶さは衰えをしらず、この辛さだけはベルイマンだなぁとおもう。

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(あらすじ) 63歳になるマリアンは、かつて夫婦だった元夫ヨハンが住む森の中の別荘を30年ぶりに訪れる。2人は過去の軋轢を感じさせない親密さをみせる。そんなヨハンは、別荘のそばに暮らす前妻との間の息子ヘンリックと、50年に及び憎しみあっていた。ヘンリックは、最愛の妻を病で亡くしてから、娘のカーリンだけを生甲斐としているのだが、カーリンには異常な束縛が苦しくてたまらない・・・。

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家族だからこそ、遠慮と配慮が足らず愛も憎しみも深まるのだろう。家族だからこそ、不仲であっても、おいそれと関係を絶つことはできない。そうやってヨハン親子は50年もいがみ合ってきた。
偏屈で独裁的なヨハンの冷酷さに嫌悪をいだき、並行して描かれるヘンリックとカーリンの、間にチェロを挟んだ危うい関係を、痛々しく見る。
4者4様の苦しみと憎しみと愛の形があって、それは粘っこく、人物をアップで捉えるカメラにはうんざりしてしまうのだけれど。
30年後の続編とはいっても、本編のマリアンはあくまでも狂言まわしの役割。

ヘンリックの行きすぎた愛情やら、息子への嫉妬を露わにするヨハンやら、カーリンの告白やら、、おそろしい場面のおおいこと。『叫びとささやき』を思い出す。
孤独と死への恐怖に震えるヨハン老人が、惨めであればあるほど、ベルイマンらしい冷酷な独壇場。おもしろいとはお世辞にもいえない、でも類稀な遺作。ラストにそっと希望が添えてられているのが救い。



  監督・脚本  イングマール・ベルイマン
  製作  ピア・エーンヴァル
  出演  リヴ・ウルマン  エルランド・ヨセフソン  ボリエ・アールステット

  (112min)







Last updated  2011.12.18 15:41:08
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