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2012.01.04
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 数年前手に取ってから、さり気なく記憶に残ってきた本(と映画)。
いつか読み返したいなと思いながら、このお正月休みに、一気に読み終えた。長い長い650ページ。

ノルウェー発の不思議な哲学ファンタジーは、「一番やさしい哲学の本」

ソフィーはごく普通の14歳の少女。ある日、ソフィーのもとへ1通の手紙が舞い込みます。消印も差出人の名もないその手紙にはたった1行、『あなたはだれ』と書かれていました。おもいがけない問いかけに、ソフィーは改めて自分をみつめ直します。「わたしっていったいだれなんだろう」 今まで当たり前だと思っていたことが、ソフィーにはとても不思議なことのように思えてくるのです。その日からソフィーの周りでは奇妙な出来事が次々と起こります…。

ソクラテス、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ダーウィン・・・終盤にはニーチェやフロイトまでが語られていく。誕生日を迎えて15歳になったばかりのソフィーと、謎の少女ヒルデを結びつけるミステリアスな哲学講座は、不思議で味わい深い読書感。
天動説に地動説、実存主義や進化論、イエスキリストや深層心理や宇宙・・・もうありとあらゆることが、わかりやすい簡単な言葉で考察されているのでした。中学生くらいから、大人も楽しめる一冊。
2度目なのにちっとも理解しきれないし、すぐに忘れていくのだけれど、気がつけば人として存在してしまっている自分を、ふと見つめ返すのにはもってこい。1999年の映画バージョンが久しぶりに観たくなりました。


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そして来週、冬休みのさいごは旅行を予定しています。香港です。お供にと選んだ『須賀敦子全集』、しかし待ち切れずに読んでしまう。
旅情を誘うすてきな語り口は、旅先にぴったり。こんなに読み心地の良い本には、なかなか巡り会えないなー。須賀敦子さん翻訳のアントニオ・タブッキ作品はとても好きで、先日、タブッキの処女作『イタリア広場』をはじめて須賀さん以外の訳者で読んだら面白くなかった、、。これはもう相性というより他ないのでしょう。
来週までに読み終えてしまったら、2巻か3巻をお供にしましょう。
それといまは職場の女の子から借りてる『スラムダンク』も読んでいます。すごくいいのだそうで、後々がたのしみ。







Last updated  2012.01.05 23:29:15
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2011.11.20
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ロリータ』が好きだったナボコフによるゴーゴリ論。
シニカルでユーモラスな語り口は、ただの批評本ではない期待を裏切らないおもしろさ。中盤のむつかしい箇所は読み流しつつ。

末尾に年譜がつけられた経緯を"怠惰な読者のため"といい(笑) 、出版者に「それをやったら本はおしまいです」と言わしめた型破りな出版までのあれこれが、おまけの"ことわりがき"には綴られている。
出版者曰く。

筋が書かれていません。参考書目録や年譜もありません。これでは学生たちは、途中で投げ出してしまうでしょう。私自身も自分で読んでみるまで『検察官』がいったい何の話だか頓とわかりませんでした―― 

そう、この本では内容を知ることができない。しかもゴーゴリ批評なのに考察しているのはわずか数作品ばかり。

これは研究書ではなく「ナボコフの本」とでも呼ぶしかない性質のもの (解説) 

ナボコフ愛読者にとっては、ナボコフがナボコフ自身を語っているような錯覚に陥るらしい。
いまちょっとゴーゴリをバカにしてませんでしたか? という、シニカルな愛ある毒舌が炸裂。ユーモアある言葉遊びの好きな語り口が強烈で、じっさい読書後に湧いてくるのは、ゴーゴリの『検察官』読んでみよう、ではなく、ナボコフが読みたい――なのだった。
作家の魂はその人生にではなく作品の中にこそ存在する、という氏の芸術観のなせる技。


記述の首尾一貫性などおかまいなく、ひたすら自己とゴーゴリの世界の接触点を探ることに努力を傾注していることにより、破格の、八方破れであるがゆえに強靭な、独自の批評世界を現出させている―― (訳者あとがき)


ちなみにこちらは、1973年に紀伊國屋書店の現代文芸評論叢書の一冊として出版されてから、絶版になったのち、平凡社ライブラリーとして再刊されたそう。原書は1944年刊行。
 







Last updated  2011.11.23 13:29:03
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2011.10.15
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  耽美が好きなのと、懐古趣味は関係しているのだろうか。
耽美主義が生まれたのは19世紀後半なのだそうだ。

歴史、写真、絵画、書物、映画、人形、アート・・・様々な分野の耽美。

観たこともないようなものが見れて、たのしかった。

映画はけっこう身近なタイトルが並んでいて、しぜんとこのての作品を偏愛して選んでいるものだなぁと思う。
書籍は、松岡 正剛さんと夜想 編集長による対談で紹介されている。こちらも読んだ作品が意外とある。

「杏っ子」「雨月物語」「死者の書」「外套」、永井 荷風、泉 鏡花、正岡 子規、嶽本 野ばら、王道をいく三島 由紀夫、澁澤 龍彦など。
まだ見ぬ読みたい作品も、たくさん紹介されていた。

おもしろかったのは、松岡 正剛さんによる、数学のなかにある耽美。切腹に魅せられた三島 由紀夫の、倒錯した性についての文章。
「仮面の告白」はどうやら真実だったらしい。

それにしても、意識しないで耽美なものを引き寄せていることがわかって苦笑い。


そういえば。気になっていた桜庭 一樹さんの「私の男」を今さらながら読んでいるのだけれど、これもまた耽美さを秘めていることに気づく。
この本を出版した当時、作者が、わたしも敬愛する作家・佐々木 丸美さんの影響を受けている――と聞いたことがあって、そういえば丸美さんも耽美だったなぁと、いまごろ再実感した。
これほど何度も読み返している作家さんは丸美さん以外いないのに、耽美好きルーツの一端さえ、よくわかっていなかったんだなぁ。わたしのばか。

懐古、耽美。やはりどちらもとてもすきだと思う。








Last updated  2011.10.16 16:22:16
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2011.10.12
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 またひとつ、心揺さぶられる本に出会った。
いつか読んだ『シッダールタ』にとても感動して、買ってみた『デミアン』。
ヘッセの良さに今頃気づいてしまった。

『デミアン』は、ヘッセがエーミール・シンクレールという偽名で発表した、1919年の小説。
生きることに悩む主人公シンクレールが、超自然的な雰囲気をたたえた謎の青年デミアンに導かれるようにして、自分の内面と闘い向き合っていく姿を描いた、自己探求の物語――。

カインとアベルの逸話は身近でなくとも、この世には光と闇の世界があることは、いたいほどわかる。暗部のほうにより近づいてしまう苦さを、いまも思うことがある。
どうやってそこから遠ざかるのか、青年期だけに留まらず、だれにとっても他人事ではないテーマがここにはある。

綴られていく精神の遍歴、病めるほどの苦しさ。この物語の中では、デミアンとその母親によって長年かけてようよう、主人公は救われていく。
デミアンの存在は、シンクレールのもうひとつ自己みたいだったし、内面へ内面へと降りていって解決をみるあたりは精神分析のようであった。
ユング派の分析医たちによって自らも治療を受けていたというヘッセの、リアルな精神遍歴が描かれていた。


インドや禅に近しい人、ヘッセだから、これほど惹かれるのかもしれない。
悩める者が特別だといって何者かになれるわけではない。人間の使命はおのれにもどることだ――。
この答えに行きつくところなんかは、すごく仏教チックだと思う。
精神世界をつきつめていった先に、いつも仏教思想があることには、心動かされてしまう。
そうとは知らずに近づいた物事が、また同じゴールに繋がっていた。


興味持ったついでにヘッセの著作をみてみたら、気になる本がザクザクと。さっそく『庭仕事の愉しみ』をポチリ。『少年の日の思い出』もいつか読もう。








Last updated  2011.10.13 18:30:25
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2011.09.16
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 ちょうど18年前の9月に刊行された須賀敦子(1929~1998)のエッセイ集。
須賀さんは随筆家でありイタリア文学者で、さいきん好きになったアントニオ・タブッキの小説の翻訳をしてらっしゃるので名前を知りました。


「カラが咲く庭」「大聖堂まで」「白い方丈」「アスフォデロの野をわたって」・・・・

さそうサブタイトルのついた掌編12篇。

若い頃、イタリアの寄宿舎で過ごした思い出や、戦争中の苦しい体験や、わずか6年足らずだった亡き夫と過ごした日々の回想など――瑞々しい感性と透明感に溢れた文体に魅了された一冊でした。


外国の本を読むとき、翻訳者との相性は意外に大事。
須賀さんの訳はとても魅惑的で、表現の当たりの良さと読みやすさが、立て続けにタブッキ作品を手にとる所以にもなっていた気がします。
もちろんタブッキ作品の掴みどころなさと、蜃気楼のように揺らめく内容、そのどちらにも惹かれたんだけれど。


感性。このコトバが好きです。
できるかぎり日々の多くの出来事から、洩らさず大切なものを濾しとっていきたいし、逃さないように感性を磨いていたい。だから感受性豊かな人に出あうと、モノの見方からすかさずお手本にしたくなるのでした。
須賀作品は、きっとこれからもお手本として手にとっていくだろうなと、思うのでした。


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表紙のステキな文庫の全集を、すこしずつ読んで手元に置いていこう。










Last updated  2011.09.18 00:32:56
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2011.09.04
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 時おり強く降る雨に落ち着きなく外を眺めている間に、ヴェランダが冠水していました。どうなることかと思ううち、みずは数時間で引いていったけれど。
ゆっくりと台風の近づいてくる雨天つづきの週末は、思う存分DVD観たり本を読んだりして過ごすのがいい。

はじめて読む連城 三紀彦さんの『恋文』は、そんな週末に触れたどの本よりも映画よりも印象深かった。随分まえの短編オムニバス小説で、『恋文』はドラマと映画になっている。どちらも観ていなかったわたしは、今ごろ切なさに泣いているのだけど。
そもそも連城氏を読もうと思ったのは、伊坂幸太郎がエッセイでおすすめしていたような記憶と、『少女』(奥田瑛二監督)の原作者だったから。偶然手を伸ばしてみてホントによかった。

「恋文」「紅き唇」「十三年目の子守唄」「ピエロ」「私の叔父さん」

それぞれに、ちょっとしたサプライズがあって、切ないあったかい伏線が廻らせてあって、久しぶりに小説読むのをやめられなくなってしまった。気づくとすべてのお話でほろりと泣いていたようにおもう。ぜんぶがステキ。
小説のなかの出来事は、作者の現実に見たり体験したことが元になっていて、台詞も聞いたそのままに拝借してると"あとがき"にあった。こんなにも強い人の魅力をそなえて生きている主人公たちを描く作者は、きっとステキな人に違いない。








Last updated  2012.08.29 16:23:59
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2011.08.06
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『沈黙』 遠藤周作

 

 またすごい本を読んでしまった。。遠藤周作さんの作品で深く感動するのはこれで何

度目だろう。「深い河」「イエスの生涯」、そして「沈黙」。宗教に沿った一連の作品は特に

素直にこころを動かされてしまう。

 

 キリシタン迫害史を背景とする緊迫のドラマの中に、神の存在を問い、信仰の根源を衝

いて、西洋と日本の思想的対立を鋭くえぐり出す長編小説。 (BOOKデータベースより)

 

狐狸庵先生のたのしいエッセイとはひと味違った渾身の作品。抉るような痛みと、深みへ

のダイブ。わたしは遠藤周作の考える神の存在がすごく好きだ。

一神教のをどうしても正しく信仰できない日本人は、まさしく自分のなかにある。迫害の

なかひたすら神の沈黙に疑問を投げかけた宣教師の出す答えに、痛々しくも崇高な思い

がする。

当時の文献など用い、史実に基づいた絵空事ではない真実は、キリシタン迫害の時代を

知るのにも役立ちそう。

 

 

『3652』 伊坂幸太郎

 

 このごろ、伊坂作品をまったく読んでいなかったことに気づく。趣向を凝らした文章は、

あるていど読むと食傷気味になってしまうのだろうか。

読むものがなくて、家人の買ったこちらをたまたま手にとったら、また伊坂作品を読みた

いなーと思った。

 

デビューから10年、あらゆるシーンで綴ってきたエッセイの集大成。

365日×10年+うるう年=3652、これがタイトルの由来。

年代別に並んだエッセイのなかには、おすすめ本もたくさん載っていて、紹介文が巧いも

のだから、ついそちらへの興味が膨らんでくる。きょう、さっそく図書館へ出向いて、

 

 『ぬかるんでから』 佐藤 哲也 、 『激しく、速やかな死』 佐藤 亜紀 

 

を借りてきた。あと3冊予約中。メモした作品は10冊ほど、どれもすごく期待できそうで、し

ばらくは図書館通いが続きそうな予感。伊坂作品を読むのはそれからにしよう。

 

そういえば伊坂氏の物語のなかに映画好きを感じさせる箇所がいくつもあるのだけれど、

「黒澤」という男が黒澤明を意識したものではなく、黒沢清なんだと知って驚いた。

『アカルイミライ』が好きとか、映画について書いているページも多くて興味津々。

 

 







Last updated  2011.08.06 22:31:48
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2011.07.22
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 いつか、古本とビールの店『アダノンキ』にて、手にした古書。

まだ段ボールのなか、値段もつけられずあったものを、安く手に入れたのでした。

石川啄木といえば。

 

 はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る

 やはらかに柳あをめる 北上の岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに

 

そんなくそまじめな短歌が教科書にのっていたばかりでした。

じつは、とてもシニカルでストレートな心情もたくさん詠んでいることを、今更ながら知って

頬を緩めています。

 

 一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと

 目の前の菓子皿などを かりかりと噛みてみたくなりぬ もどかしきかな

 

たとえばこんな歌をのせた教科書なら、ヒューマンな人物像に興味がもてるのじゃないか

と思うのです。載せずとも、余談でこっそり教えてくれる先生に出会えていたらなぁ、と。

だれにも共感できる、経験してきた感情を穿った、わずか3行。

それにしても享年26歳とは、、心残りや苦悩いかばかりでしょう。いまの世では若すぎる

死。

当時の文壇の人らしく、結核で果てた啄木亡き後、『一握の砂』『悲しき玩具』を一冊にま

とめた、本歌集が作られたのだそう。90年前の本。

 

 







Last updated  2011.07.25 18:37:19
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2011.07.15
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 アマゾンから注文していた本が届きました。

四半世紀まえの、どことなく懐かしい仕掛け絵本。

 

<赤と青のメガネを使って、宇宙の星を立体で見せる世界ではじめての本。

宇宙旅行の気分で、全天88の星座すべてが楽しめる、5等星まで3000個の恒星を収録。>

 

ことしは、久しぶりにキャンプを予定していて、といってもバンガローを借りるんだけれど、

天気がよければ、富良野で満点の星空を眺められるかもしれません。

そう、いつか行ったあのキャンプ場で。

この本が、いいナビになってくれればと思って。

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いま並行読みしているうちの一冊も星の本。稲垣足穂さんの『彗星問答』。

流れ星のように掴みにくく、読みとるのがむつかしいけれど、愉快な本です。

難解だから、斜め読みになってしまっているけれど。

ついでにとなりの『宇宙』は、十代のころ買った図鑑です。愛着から手放せず、ずっと本棚

にしまってある。そういう本は、これからもずっと増えていくんでしょうねー。

 







Last updated  2011.07.16 14:20:38
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2011.07.07
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 いつか古道具屋さんの店先で売られていたのを購入してから、ずっと書架に眠っていた

本です。

ほるぷ出版の名著復刻/児童文学館シリーズ、全26巻まであるうちの一冊。

昭和59年刊行。原著は大正15年刊行らしい。函の画、布張りの装丁がすきです。

収録されている物語は、著者のノスタルジックな子ども時代の思い出話や、聖書になぞら

えたお伽噺や、ちょっと怖かったりする怪談、ペーソス漂う小話など、14篇。

復刻版ということで、当時の旧仮名遣いそのままに印刷された字面がまた魅力。

いなごのだいりよかう

この文字列に堪えられない味を感じてしまうのは、懐古趣味ゆえでしょうか。 


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最後の一篇『美しい町』は、友人の稲垣足穂氏が、読みやすいように書き直してくれたと

いうもの。これがまたいいお話なのです。

晶子曼陀羅』といい『蝗の大旅行』といい、佐藤春夫氏の文章とはきっと相性がいい。

いつか、手元にある全集に収められた他の作品も読んでみよう。

 







Last updated  2011.07.09 04:50:29
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