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インド映画

2011.07.28
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カテゴリ:インド映画
lagaan-review.jpg


 本国で多大な人気を誇るアーミル・カーンが製作・主演を務めたスポコンものの大叙事詩。
クリケットといえば、インドでは幾つものチャンネルで放送されるほど愛されているスポーツ。人気俳優によるクリケット映画は、当然ながら大ヒットしたらしい。

―――植民地支配の続くインドのとある農村を舞台に、イギリス軍VS村人が3年ぶんの"ラガーン(年貢)"を懸けてクリケット勝負を繰り広げる。

懸けを言いだしたのは、イギリス軍の悪徳大尉。誠実な主人公ブバン(カーン)にほだされる形で、ひと癖もふた癖もある村人たちが、一緒に戦おうと名のりを上げるのだが・・・。

クリケットの試合は数日かかるものもある。本編でも試合は3日間!映画が終わる頃には、望もうが望むまいが、試合のルールをある程度わかるようになっている、、それほどの長丁場なのだった。
上演時間3時間45分のうち、後半はほぼクリケットのシーンという・・・そこだけがちょっと退屈。


lagaan-once-upon-a-time-in-india-poster.jpg


ブバンに思いを寄せる幼馴染ゴゥリーの恋も、みどころのひとつとなっている。恋敵は、大尉の妹であるイギリス人のお嬢さんエリザベス。彼女は非道な兄に反抗して、こっそり村へ下りてきては、ブバンたちにクリケットのルールを教えていた。
村人たちと仲良くなって、祭りの儀式にまで参加するうち、敬虔なインドの人々が好きになっていくエリザベス。ブバンへの思いも募っていく、、、。


『ラガーン』がヒットしたのは、ただの娯楽で終わらないからか。
インド人たちがイギリス軍チームを破って、駐屯地を撤退させることに成功するラストは、植民地支配の終焉を描いているし、ブバンチームに最後に仲間入りするのは、片手の不自由な不可触民の青年。イギリスに対して反撥する村民さえカーストで人種差別をする・・・・それがインドなのだった。
ブバンは、そんなことではダメだ!! という。
彼の台詞を借りて、作品を介して、人気者アーミル・カーンはたくさんを訴えているのだろうなあとみると、さらに好印象だ。

インド映画の歌とダンスは、切り離せない魅力。本作のミュージカルシーンは、伝統的な仕草が少なく、妙に淡白だったのはさみしい点だったけれど。
ただスケールは文句なしに大きくて、2千人ともいうエキストラが出演しているので圧巻。
俯瞰して映し出される夜の村の何千という灯りが、ただただもう美しすぎて圧倒的なエネルギーを放っている。

スポーツに、恋愛に、歌に踊りに、さまざまな魅力がひとつになった、まさに複合エンタテイメント。
ボリウッド映画を見ると、なにも奇をてらうことない、王道をいくストーリーが、どうしてこんなに楽しいんだろうといつも思う。


(LAGAAN: ONCE UPON A TIME IN INDIA/224min)








Last updated  2011.07.30 22:12:39
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2011.02.08
カテゴリ:インド映画

 インドは広い。一口にインドとはいっても、北部には、雪が降るほど寒い山岳地が広がっている。
パキスタンとの国境付近は、領有権を主張しあって軍事衝突が繰り返され、ヒンドゥー教とイスラム教の宗教問題まである。
本編は、そんなカシミール地方で繰り広げられる物語だ。

 8歳の少年タハーンは、祖父、母、姉の4人で暮らしている。大好きだった父は3年前から行方知れず。一番の友達はロバのビールバルだった。
ある日、優しい祖父が突然亡くなり、ビールバルは借金返済のために旅商人に売られてしまう、、。
ビールバルを取り戻すため、商人を追って山越えするタハーンだったが、やがて1人の男がタハーンに近づいてくる――。


貧しくとも平穏な暮らしは、祖父の他界を機に崩れてしまった。
まるでイラン映画のような健気な趣で、子どもが大人に負けじと奮闘する姿を描く。

ただ、それだけで終わらない背景はちゃんとある。国境付近の、軍と武装勢力の抗争だ。
大好きなビールバルを取り戻そうと走り回るタハーンに近づいたのは、武装グループの青年。タハーンはまんまと利用されて、積荷に手榴弾を隠した、ハラハラの道行となる。

まだ幼いタハーンがちょこちょこ出かけていくのを、見張らなければならないはずの母は、帰らぬ夫と借金返済の心痛で、そこまで余裕がない。
言葉の話せない彼女は、それでも、身ぶりと表情で愛情をしっかりと与える、存在感ある姿が印象的だった。
最後に、タハーンに訪れる小さな奇蹟は、まるで神様からの贈り物のように、優しい後味を残してくれる。


観ながら『ガッジョ・ディーロ』を思い出していた。
それもそのはず、ロマの人々は、北インドから出たのだった。この音楽の在り方がいい。
そして、祖父役を演じているのはビクター・バナルジー。『インドへの道』『赤い航路』が記憶に新しい。


†   †   †


監督・脚本・撮影/ サントーシュ・シヴァン
出演/ プーラヴ・バンダーレー  ビクター・バナルジー  アヌパム・ケール 

(カラー/101分)






Last updated  2011.02.09 20:32:10
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2011.01.16
カテゴリ:インド映画

 ニコライ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ(1810~1852)はロシアの小説家。
生涯、独身で孤独。晩年は信仰心に目覚め、鬱病で極度に衰えた身を、厳格な神父の元に置き、断食を続けながら緩やかな死を迎えたという。

「われわれはみなゴーゴリの『外套』から出た」

ドストエフスキーが残したものだとされる、この言葉。映画をちゃんと理解するには、この言葉の意味と、ゴーゴリの『外套』が必要かもしれない。


 1977年、アメリカの大学で学んでいたアショケは、故郷カルカッタで、アシマと見合い結婚をした。新婚生活をニューヨークでスタートさせた夫婦だったが、慣れないアメリカでの生活にアシマはひどく戸惑い、そんな妻を優しく助けるアショケなのだった。
ふたりはやがて、待望の長男を授かる。インド式に名をつけることの難しいアメリカで、その子の名前は<ゴーゴリ>と決まる。しかし、ゴーゴリは成長するに従って、自分の名前を嫌がるようになり、大学生になると<ニキル>と改名してしまうのだった―――。


インドから嫁いできたアシマにとって、アメリカでの生活は苦労の連続。頼る人のないニューヨークで、ふたりの子どもを育てた彼女を支えたのは、なによりも温厚で深い優しさを擁する、夫・アショケの存在だった。
彼の愛情は、自分の名前に悩むゴーゴリのことも、家族みんなのことも、しっかりと包み続ける。
アショケがいまの彼になったきっかけは、ちゃんと過去にあった。

1974年、インドのカルカッタ。当時学生のアショケは、旅の途中、親しくなった老人から“海外に出て経験を積みなさい”とアドバイスされる。その直後、列車が転覆する大事故に遭う。老人も、乗客も大半が死亡するなか、アショケは手にしていたゴーゴリの『外套』が目印となり、奇跡的に救出されていたのだ―――。

事故以来、毎日の日々が贈り物だと思って生きる父親の思いは、やがて、ゴーゴリと名付けられた息子の心を溶かし、異国で暮らす母・アシマを幸せにし、家族みんなを導いていく。

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長い年月のあいだ、それぞれに壁に突き当りながら、成長していく姿には、人の気を逸らさない魅力がある。
インドとアメリカにある文化の相違や、子どもたちの成長や、親子の絆。恋人ができて、新しい家族を築いていく子どもたちの経験する、恋愛や結婚、離婚のエピソード。どれも女流監督らしい細やかな演出だ。
それらすべてをひっくるめて、一家が強い絆で結ばれ、幸福に生きてこれたのは、やはり父親の生き様が、支えとなり助けになっていたからなのだった。彼の人生はすばらしかった。
その死と、残された者の悲しみを思うと、感情移入していたぶんだけ、切なさと感動でいっぱいになるのだった。

『モンスーン・ウェディング』でもそうだったが、盛大で豪華なインド式結婚式の場面は、観る者を、とても厳粛で幸せな気分にさせてくれる。本編ではお葬式の場面もあり、真っ白い服に身を包んだ人々の姿もまた、印象に残るものだった。


1842年に出版された『外套』は、金を蓄えてやっと手に入れた外套を、その日のうちに盗まれてしまい、まもなく病気で死んでしまう、地位の低い九等官アカーキイ・アカーキエウィッチの物語。
この短編小説の傑作は、後のロシア文学の発展に、絶大な影響を及ぼしたという。ゴーゴリこそ、ロシア文学の父たる時代の中心で、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイはゴーゴリの後に生まれた。
『外套』を読みながら、『罪と罰』に似た印象を抱いたのは、ドストエフスキーがそれを手本としたからだった。
――人道主義的思想、運命と人に辱められた不幸な零落者に対する憐憫の吐露――それがロシア文学の伝統なのだそうだ。――(『外套』解題より)
けっこうロシア文学は好きかもしれないと、この度おもう。『ロリータ』が大好きだったナボコフが、『ニコライ・ゴーゴリ』という本を出している。ナボコフによるゴーゴリ解析ならおもしろそうだな。いつか読んでみる機会があるだろうか。


†   †   †


監督/ ミーラー・ナーイル
原作/ ジュンパ・ラヒリ 『その名にちなんで』
脚本/ スーニー・ターラープルワーラー
音楽/ ニティン・ソーニー
出演/  カル・ペン  タブー  イルファン・カーン  ジャシンダ・バレット

(カラー/122分/アメリカ=インド合作)






Last updated  2011.01.19 20:30:41
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2008.02.12
カテゴリ:インド映画

 ダウンタウン松ちゃんが書いた「シネマ坊主」で気になった作品。
どんな顔で観ていたのかなあと考えたら、可笑しい。新鮮な映画文化に触れて、驚きを堪能しました。
DVD・ビデオのタイトルは『地獄曼陀羅 アシュラ』になっています。


 (あらすじ)スチュワーデスのシヴァーニーは、実業家ヴィジャイに言い寄られて以来、彼に付け回され始める。結婚してもストーカー行為は続き、ついには夫を殺され、彼女は策略で刑務所送り。そこで女所長の暴行に苦しむ日々を送る彼女は、ヴィジャイが姉と愛娘をひき逃げしたと知り、ついに壮絶な復讐劇を開始するのだった―――。


 怖いですね~恐ろしいですね~と、淀川さんの声が聞こえてきそうな映画でした。尺が長く、近年の作品ですがローカルな驚きがいっぱいです。
インド映画はボリウッドと呼ばれて人気。わたしも『モンスーン・ウェディング』は大好きです。毛色はまったく違いますが、こちらでも独自の世界観とインド文化の魅力を再確認しました。

240.jpg c27.jpg

ストーカー男の執念と、男のせいですべてを失ったシヴァーニーの復讐劇。
過激な血と暴力で、本国では上映禁止になったとか。もっと残虐な作品はいくらでもあるけれど、ここまで情念のこもったやり合いだと、恐ろしさは倍増です。

間には、かの有名なダンスシーンが3度ほど。無条件に楽しい気分にさせてくれます。表情豊かで可憐で、艶やかで。「もっと踊ってくれー」とついぞ思ってしまいます。
音楽や編集は切れ切れで、見苦しい箇所もあるけれど、単純にエンターテイメントの真髄がここにはあると思います。ラストまで驚かされてあっぱれ! どこまでもダークでしたが楽しかった。
確固たるらしさを持つインド映画の、豊かな文化を思いました。



†      †      †



監督  ラーフル・ラワイル
製作  リーター・ラワィル
脚本  スタヌー・グプター
撮影  サミール・アールヤ
音楽  アーナンド・ミリンド
出演  マードゥリー・ディークシト  シャー・ルク・カーン  ディーパク・ティジョーリー  

(カラー/170分/インド映画/ANJAAM)






Last updated  2011.07.29 08:48:28
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2007.03.24
カテゴリ:インド映画


  インド・デリー。テレビ局に勤める女性アディティ・ベルマは父の決めた縁談をここへきて急に承諾した。相手はアメリカで仕事をするエンジニア。父のラリットは娘の結婚式を伝統に則り、モンスーンの時期に盛大に執り行なおうと準備に大忙し。しかし結婚式を数日後に控えたアディティは、もと不倫相手と会い続け心の整理がつかないでいた・・・。
2001年ヴェネチア国際映画祭でグランプリ(金獅子賞)を受賞。


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  とても素敵な映画でした。
自分の思うインドとは一味違う、別の角度から見た国際化が進んだインドが、スタイリッシュにエネルギッシュに時に楽しく描かれています。
乱暴にいうと、エミール・クストリッツァ+ウォン・カーウァイの作品を足して二で割ったような、そんな感じのする群像劇。
どちらも好きな監督さんですが、クストリッツァの陽気さや若干音楽、カーウァイのスタイリッシュさと流れるようなカメラワークが揃った、私的には五つ星の映画でした。

結婚式を舞台したこの数日のドラマには、家族愛や親子愛、恋や葛藤が描かれています。
人が集まると、たくさんのドラマが始まる――。
あちらこちらで生まれる様々な出来事を、インドの人々の明るい歌と踊りのなかで、国際色豊かに、身分の壁を越えて爽やかに見せた佳作ではないでしょうか。


monsoon%20wedding.jpgMONSOON WEDDING



はじめは頼りなげに見えた大黒柱の父が、いい味出していますね~
家族の大きな問題を抱えたとき、奔走してそれにひとり立ち向かう姿には、シンプルな感動が湧き上がってきて、最後には熱いものがこみ上げてきました。


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インドの踊りも音楽もすぐに浮かんできますが、これほど近代的で華やかとは思っていなかったです。
仕来たりを守りつつも弾けてる姿は、観ていて爽快になるばかりじゃなくて、適度の重さと‘インド映画にしかないもの’を感じられていいですね~
無条件で幸福になれる―とはいいきれないけど、これを観てハッピーになれないわけがない―とはいいたい、そんな映画でした。
インドの女性たちの強く美しい魅力に圧倒されました。


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監督  ミーラー・ナーイル
製作  キャロライン・バロン 、ミーラー・ナーイル
製作総指揮  ジョナサン・セリング 、キャロライン・カプラン
脚本  サブリナ・ダワン
撮影  デクラン・クイン
音楽  マイケル・ダナ  
出演  ナセールディン・シャー 、リレット・デュベイ
     ヴァソンダラ・ダス 、イシヤーン・ナイール
     シェファリ・シェティ 、ヴイジエー・ラーズ
     ティロタマ・ショーム


  (カラー/114分)



 






Last updated  2007.03.28 10:42:20
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