カテゴリ:店
それは2011年のことでした。
今でも忘れはしません。 人前で涙など見せない私が、なす術もなく垂れ流した日のことを。 とあるメーカーの、当時そこのトップ営業二人が突然店に来て、言い渡しました。 「おとくとの取引は、金輪際やめさせて頂きます」 発端は、このブログです。 2011年から書き綴っていますが、それよりもうんと前から 子供がうんと小さい頃からですから、ン十年。 その日を境に過去のブログを一切破棄し、新たに2011年に書き始めたということになります。 メーカーの社長にそのブログが目に留まり、気分を害したという理由です。 ブログ、つまり日記ですから、その日あったことを書き綴ったわけですが 営業マンとのやり取りで気に食わなかったことがあったというのが理由でしょうか。 今でも、その点において自分に非があったとは思っていません。 人を傷つけたり、誹謗中傷したり、そんなことするわけないでしょう。 あの時の涙は、悔し涙。 仕事に真摯に向き合ってきた自負があります。 どんな状況であろうとも、仕事だけは必死にやってきました。 ブログはそんな仕事の軌跡。 もう13年も前になるのか。 今日は本当に驚きました。 びっくりしたどころでありません。 2011年の春にやってきたその営業マンが店にやってきたのです。 なんですって 会社を辞めたんですって。 もう一人の相棒も辞めた?もう何年も前に? うそでしょ。 会社の看板を背負っていたのでないのですか。 もう何年も前に辞めたって、定年まで勤めなかったのですか。 「あの時は自分の本意でありませんでした。社長の命令でしたから」 なにをいまさら。 もうどうだっていいんです。というよりも、もう世界がちがいます。 もう私には育て上げる子もいないですし、お金のために働いているわけでありません。 ちがうステージにきちゃいました。 老化との闘いといいますか。 あの当時のあそこのメーカーは、営業マンが次から次と辞めていき その数は両手の指を数えても足りません。 だから勘にさわったのでしょうか。 ただ私はフォローはしています。 会社の成長期に乗り越えなければいけない過渡期であると。 自分も経営者として、雇用される側との間に大きな河があるということも身に染みるほど 理解もしています。 「辞めて何をしているんですか?」 仕事を探しているですって? ええ、弊社は今、営業職もIT系の職も募集していますよ。 え? いやぁー本当に驚きました。 こんなことってあるんですね。 今日は今年一番の最高の売り上げでした。 そんな日に。 そして今日は息子の手術の日。 それでも仕事はいつもと同じように。 噛み締める切なさの裏に いらっしゃいませーーっ それしかできない私です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月27日 22時15分57秒
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