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介護ど根性記

介護ど根性記

「遠いトイレ」

          「道を隔てたトイレ」


平成7年頃から痴呆の症状が出始め、最初はその症状を口にすると、ものすごい剣幕でおこられました。
最初の介護認定の調査のときは、とても本人の前で現状を言うことは出来ませんでした。自分はそうではない、勝手なことを言うなと後で怒られるのがこわいからです。
その中に尿もれの話もあります。実際、失禁状態ですのでこっそり事実を話しました。我が家は外にトイレがあるので、朝はトイレに行くまで間に合わず、寝床から道中のキッチンの床、そしてトイレまで大変なことになります。
夫は臭い、臭いの連発です。「臭いくらいなんですか、本人の身になったら」と言って戒めていましたが、冬など本当に気の毒です。まもなく「はくパンツ」が支給され、大変助かりました。
寝床の近くにポータブルトイレを置いたのですが、置いてあると言うことが覚えられず、昔からの習慣で外まで行ってしまうよいです。
運動も兼ね遠いトイレに行っているからでしょうか、案外足は元気です。いまでも1日4回ほどは外のトイレまで出かけます。トイレに行きたい感覚があまりないのか、家の中ばかりで動かないことが多いので、声をかけてトイレ言って貰っています。
行きたくないとかさっき行ったとか言われるので、外一回見て来ようかとか、私もいくから一緒に行こうか、など工夫が必要です。また外に行くことにより庭に行き風景を見たり、人に出会ったりして刺激がいっぱいあります。

トイレは遠くに行きましょう


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