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Copyright (C) 2007 Den Laboratory... All Rights Reserved
September 27, 2006
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カテゴリ:disillusion
先日、小田さんと話していて色んな本の話になったんですが、そこで薦めてくれたのが、この浅田次郎の作品でした。
浅田次郎のは結構読んでいたのですが、これは知らなかったのでさっそく読み始めたところ実は何年か前に読んでいたのを思い出しました(*^_^*)
短編集なんですが特に表題作は名作です。
浅田次郎の魅力のひとつは、どんな世界、また階層と呼ばれるものに分けられてしまう人にも無類の愛情深い目線を向けるところです。
勝ち組負け組的思考、偏狭な上昇思考の弱点を心の中で鋭く喝破しているからこその慈愛に満ち溢れた目線は真の一流な人間のみの証しでしょう。
鉄道員(ぽっぽや)の中の「ラブレター」という作品に通ずる、それこそ自衛隊から金融整理屋などまで社会の闇の修羅場をくぐり抜けてきた人だからこそのリアリティーが深い慈愛に、より一層の説得力を持たせています。
彼の作品は基本的にフィクションですが、特にこの中の作品群に関して各ストーリーの類似な出来事は現実の中で目の当たりにしてきた人なのです。
よって劇的に感動に向けすぎるというような、ニセ評論な目線はなるべく棄てて読んで欲しいなと思いますです。
素直に心に沁みたならとても嬉しいですし、第三者的に評論してみたい方はぜひ小林秀雄クラスの止揚、揚棄に辿り着いて欲しいなと思いますです。





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Last updated  September 27, 2006 05:23:52 PM
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