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カテゴリ:想うこと
それにしても、ミュージカルを観るたび、この得体の知れない感動はなんなのでしょう。 ストーリーだけ追ったらここまでの深さは感じないだろうし、でもダンスや歌だけをただ鑑賞しているのでもないし、演出やディテールの素晴らしさだけに感激しているのでもないし。 そう、トータルなんです。 トータルで初めて作品のピュアなメッセージが成立しているのです。 ぼくの職種なら、歌詞と曲とアンサンブルを分けて分析して「ここはこういうのが売れる」とか「こういうのが伝わるんです」なんて言おうもんなら、言う側は相当な覚悟が求められます。 作られたものを作りたい人は別だけど。 とはいえ、創る側も相当な覚悟で臨むべきだけど。 ミュージカルは、実はメッセージの深さに比べると一見とても抽象的な形体をとっているので(だって話の流れだけ見たら、あり得ない展開や無理な結論づけがとても多いものさ)、逆に作品の、容易く論詰できない創造性をとても明解に見せてくれます。 先日ぼくが「いい意味で寛容さも排除して、創りたいものしか創らない」といったひとつの理由がここにもあります。 なにしろ今日は初めての回転席に座れてゴキゲン♪ 夏にまた行きますわ ちなみにぼくが好きなミュージカル映画のNO, 1は「五つの銅貨」と「ムーランルージュ」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 14, 2008 09:07:34 PM
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