2011/12/23(金)08:56
S2000号クラッチ交換後編
ミッションが降りたところで純正クラッチを外します。そしてフライホイールも外します。クラッチディスクは削りかすを逃がすミゾまで削れてリベットまで摩耗しているぞ~。あれ、これ・・・そうとう半クラッチ使わない限りここまで摩耗しないけどな~もしかしてコーナー出口で半クラ使ったか~ということで、こちらが今回取り付けるクラッチディスクはメタルです。メタルって発進時ジャダーが出るんだよな~今時のクラッチはどうなのかなさて組み付けだけどここで純正パーツが必要なんだよね。レリーズベアリング、パイロットベアリング再使用不可のボルト類です。まずはフライホイールにパイロットベアリングを圧入します。次に、クランクシャフトにフライホイールを組み付けます。ボルトを規定トルクで締め付けるんだけどそのままでは、フライホイールが廻ってしまうので特殊工具でフライホイールを固定して、ロック剤を塗ってから規程トルク(13キロ)で締めます。このクラッチの場合、フライホイールのセンタープレートは使いません。そんなに精度がいいのかな!さて次が、もっとも経験が必要になるところなんだよね。クラッチディスクとクラッチカバー組み付けディスクのセンター出しです。しかも専用工具はもっていないからここは経験の見た目でセンター出しをします。これ一発勝負なんだよね。なぜかというと仮組をしてから、クラッチカバーの固定ボルトを1本づつ外しロック剤を塗ってから規程トルクで締めるからまあ、今ではクラッチオーバーホールなんて滅多にやらないけどM/T全盛期の昔は、何百台もやってきたからセンター出しはお手のものさて、クラッチカバーの規定トルクは(4キロ)規程トルクで締めてOKです。あとは、ミッション側のメインドライブシャフトのスプライン部カラー部を清掃して、専用グリスを塗りもちろんレリーズカラー内側の溝にもたっぷりね。あとはミッションをミッションジャッキに乗せメンドラがクラッチディスクのスプライン部を超えパイロットベアリングに無事到達すればOKです。さてどうか・・・・成功です。一発で入りました。あとは分解の逆の作業をすれば完成ですね!おっと~、エンジンマウントが到着S2000のエンジンマウントはマウント内にオイルが入っています。さて、ヤバかったエンジンマウントを外してみると本当にヤバイ状態でした。もう片方は、完全にちぎれていましたよ。エンジンが脱落する前に見つかって良かった。さてこれでテスト走行できるな、でも時間が遅いので、明日にすることに!