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カテゴリ:日々の動き
現勤務先最後の日に思う…
転勤辞令が出て、早1週間が過ぎた。本日が今の職場での最後のお勤めとなる。名残惜しくないと思いきや、やっぱり少々そんな気分にも時間が経過するにつれて今までの思い出が脳裏をよぎる。 ドラマみたいな展開だが、実話である。いくつかの苦楽が蘇り、もう少しいてもいいような感情がわき上がってくる。でも、これは回想的な感情であり、現実に戻ればそれほど居心地がよいとも言えない。 トップの実績を職場全体で支え、結果を出してきた。まさに全員一丸となっての団結力の賜で、全国に名を轟かせたラスト一年であり、自分は広報活動を一手に引き受けてくまなくPR活動を展開してきている。残業も暗黙で行い。言われたことはすべてこなしてきたが、そのトップも役目を終えて無事に円満な退職を迎えてご満悦のはずである。が、しかし、社長はそれで終わることを知らず、次の役員人事や組織変革に意気揚々と継続でもするかのように、着々と退職前日まで勢力的にこなしている。ワンマンで少々強引な所が長所なのか短所なのか…。 自分が引退後の人事や組織改変の噂が後を絶たない。というのも自分の後任者が推薦した人事とはかなり予想外の展開で、その人事の内容がトップの耳に入った瞬間から機嫌が悪くなり、しばらくは決済をもらうのに少々の勇気がいるくらいだ。自分が予想している範囲での組織改変はこの一年で実績を挙げたメンバーが中心人物として今後の活動を実施するシナリオだったが、現実は敵対している別の支店からのトップ交代という事実で、これに対して、内部の組織改変をめちゃくちゃな組織人事へと変革してきた。 トップが反分子ならば、腹心のメンバーを散りばめて妨害工作をするかのごとく配置し、中立的に事を忠実にこなしてきたメンバーまでに被害が及び、反分子と腹心の派閥のとりまとめをする役割を位置づけさせて出世街道から完全に切り離した内容のモノとなった。 この人事にはほとんどの人間が納得できるのものとはとうてい思えない。転勤組の私にとっても、専門職種外の職場であり、今ほど忙しくはないので反論はしなかった。が、今考えてみると、この転勤もほかの転勤者も意図的な散財人事であって、政略的な臭いを避けられない見方もできかねる。 こうして、年度が替わるにつれて真実が露になっていくほど、新天地への不安も大きくなってくる。 こんな親分肌のトップの大きな代償によって、それぞれの人生に関わる岐路に立たされた人も少なくないのだろうと考えるのは私だけなのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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