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雪花抄


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2017年03月19日
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教育基本法には大きな欠点がある。子供自身の身になって、どういう大人になったらよいか、その道が示されていないのである。親はこうすべき、教師はこうすべき、大人たちの義務は書かれている。しかし子供たち自身の身になって、どうやって生きてゆけばよいのか、その道はまったく示されていない。教育は大人と子供が協力し合って作り上げるものだが、むずかしい法律なんて子供は読まねえよ、という態度である。

防衛大臣の稲田朋美さんが教育勅語に深い関心を示しているのは、子供自身の身になって、どういう大人になればよいか、その道が示されているからである。教育基本法と教育勅語の違いは、大人の身になって教育を考えるか、子供の身になって教育を考えるか、大人か、子供か、その視点の違い、立ち位置の違いである。明治天皇ご自身が、子供の身になって、自分はこうした大人になりたい、そういう理想を語った言葉である。

歴史に残る名言とはなにか。聖書の言葉、リンカーンの独立宣言、そして教育勅語、時代を越えて人々の心に強く訴えかける言葉は、こうすれば人は幸せになれる、その道を集約した言葉である。教育勅語が見直されている理由は、人生のなんたるかが、先輩である明治天皇によって明示されているからだ。

子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動を慎み、すべての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また、法律や、秩序を守ることは、むろんのこと、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。

私もまた国民の皆さんと共に、祖父の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。

明治天皇は教育勅語を締めくくるにあたって、国民とともに歩んでゆきたいと述べている。国民とともに、立派な日本人になれるように努力してゆきます。

昭和55年、川崎に住む少年が、睡眠中の両親を金属バットで殴り殺した。昭和63年、足立区の少年たちが女子高生を誘拐し、両親と同居している自宅の二階に監禁し、三ヶ月に渡ってレイプをくり返したあと、少女を殺害し、コンクリート詰めにして埋立地に捨てた。昭和56年、パリに留学していた青年が、オランダ人の女子留学生を射殺し、遺体を生のまま食べり、フライパンなどで調理して食べた。平成27年、川崎に住む少年たちが、別の少年をナイフでめった刺しにして河原に捨てた。平成26年、佐世保に住む女子高生が、同級生を自宅で殺害し、のこぎりやハンマーで遺体を解剖した。

こうした少年犯罪は列挙にいとまがないのだけれど、幼少期に教育勅語を学んでいたら、防げたかもしれない事例である。防衛大臣の稲田朋美さんは弁護士である。少年たちの起こした凶悪犯罪を詳細なまでに知り尽くしている。政治家として犯罪を防止するにはどうしたらいいか、くり返し熟考してきた人物である。国会で稲田さんを吊るし上げにした共産党や民進党の議員たちは、凶悪犯罪を起こした加害者の人権を擁護する立場で活動してきた。被害者の立場に立って、どうしたら犯罪を防止できるかを考えてきた稲田さんと、加害者の立場に立って、どうしたら犯罪者の人権を守ることができるかを考えてきた共産党や民進党の議員たちは、世界観が正反対なのだ。

わたしは稲田さんのすこしおマヌケなところが好きだ。国会の答弁も、あまり上手とは言えない。しかし小池さんや蓮舫さんのように、他者を悪者にして非難をくり返す、そういう下劣なことは決して行わない。着ている服もすこしダサいのだけど、大学生の娘さんと服を共有しているそうである。多忙を極める稲田さんにとって、服を共有することが家族の絆なのかもしれない。その娘さんが服を選ぶ基準は、小学生がピアノの発表会で着るみたいな服。わざとダサい服を選んでいるのかもしれない。娘さんとしては、母親に遠くに行ってほしくない、カッコよくなってほしくない、そういう願いがあるのだろう。稲田さんが、日本を軍国主義に導くとは考えられない。共産党や民進党の批判は、風評被害のレベルである。

戦争が終わってから70年間、日本人は戦前の社会を否定し、まったく正反対の道を歩んできた。社会は豊かになったし、自由にもなった。移民を受け入れて、外国人ともに生活するようになった。しかしその反面、犯罪が増えて、移民に仕事を奪われる懸念も出てきた。いまの日本人は歴史のターニングポイントに立っている。トランプ大統領の誕生もそうした過度期の現象である。国家も、民族も、ごちゃ混ぜにしたグローバリズム。国境も、宗教も、消えてしまえばいいと、ジョン・レノンは歌った。オバマ政権までの理想だった。その理想が行き詰って、別の理想を語るトランプさんが勝利した。それぞれの国が、それぞれのやり方で、国家を運営し、それぞれの理想をめざす国際社会。ごちゃ混ぜの国際社会ではなく、多様性をめざす国家連合体。日本は日本独自の道を探さなければならなくなった。トランプは好きにやればいいと言っている。教育勅語が見直されているのも、そうした流れのひとつである。戦前を全否定していては、日本独自の道は見つけられないのだ。来たるべき時代のために、古きをたずねて新しきを知る、まさにそういう時代になったのだと思う。






最終更新日  2017年03月19日 12時15分37秒
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