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2013年07月16日
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この曲の美しさは言葉にある。ちょっとうれしい驚きである。英語を入れて水増しせずに、日常会話で使われている日本語だけで素敵な空間を作るなんて、今どきあまりないことだから。AKB48を見てごらん。英語を取り除いたら、なにも残らない。秋元さんも数年前まではすばらしい詩を書いていた。売れると生活が安定するから、なにかが失われる。そのなにかが他の人にはできない奇跡を起すのだ。作詞のむずかしさである。

ずっとそばにいたいけど
わかってる 
片思い
なんだか期待して
泣きそうな気持ち

たったこれだけの言葉。
ところがこれを書こうとするとむずかしいのである。

一緒にいても相手は友だちとしてしか見てくれない。告白したくてもできない。もし嫌われたらどうしよう。近づきたいけど、近づけない。そんな思いがちゃんと言葉になっている。少女の心の揺れを的確に表現して見事である。

胸の奥で叫んでも
聞こえない 
届かない
早く気づいてよ
壊れそうだよ

いかにも10代の女の子である。

口に出して言えばいいのに、と思うのだけど、彼女たちは決して口に出さない。冷静に見えるけど、心のなかは暴風雨だ。相手が必ず気づいてくれる、そう信じて毎日を送っている。思春期はそんなふうに過ぎてゆく。振り返って、あのとき、ああすればよかったと思うのだけど、その後悔こそ青春の美しさである。

YouTubeのURL 東京女子流/鼓動の秘密
https://www.youtube.com/watch?v=CdZCh4h0ySc








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最終更新日  2013年07月17日 08時08分41秒
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