【備忘録】不動産対決 by インベスターZ
…投資をテーマにした漫画『インベスターZ』の中で一番好きな話が不動産対決だ。依頼主が気に入った不動産を買ってきた方が勝ちというシンプルなルールである。予算は5,000万円。期間は約2日。土地勘が無い両者は限られた時間内に限られた予算で依頼主が気に入る不動産を購入しなければならない。依頼主は「不動産とはきわめて主観的なもの」と語っていた。このエピソードはおおよそ2巻分と短いので読み直しやすい。久しぶりにパーっと読んで、気になったワードをピックアップしてみた。________※ネタバレ注意※________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄※ネタバレ注意※ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【気になったワード(Credit121~133)】・不動産とは極めて主観的なもの。・売るか貸すか。安く買って高く売るキャピタルゲインは転売とも呼ぶ。家賃収入で不労所得になるインカムゲインが不動産の特徴であり魅力である。・不動産評価額は近隣相場などから公的に算出する。個人の趣味嗜好の領域。すべて主観で決まる。・世間知るには不動産は格好の勉強の場。・チョコ買う感覚と一緒。居住か賃貸にするか。・売る人を信頼して人から買う。・金と力を持つ人は高いところに住む。上流社会のネットワーク。海外借金当たり前。堂々と金を借りに行く。客が上。リスクの考え方。銀行か個人か。・金利をチェック。口座移動。ローン組み換え。・超低金利。1%未満。日本大企業社員の借金力はハンパない。借金は投資。むしろ善。・不動産投資では入居者の顔が見える物件を探す。・不動産はロケーションがすべて。立地の商業的価値を正確に把握する。物件のニーズ。客は誰か。自らマーケット管理。商売とはマーケット管理。・大都会は金の森。・歴史が根本。どういう歴史の変遷を辿ったのか。・都市は生き物。再開発を繰り返し新しく生まれ変わる。投資するなら開発されて伸びるところ。・現場を歩いてみなければ気付けないことはたくさんある。地面に下りれば生活の場所がある。・プレゼンは意表を突くこと。事業を始めるのにプランはいらない。いるのは方角だけ。・事業とは新天地を開拓すること。リーダーは方角だけを示せばいい。旗を立てることだ。・ルールは変わるかもしれない。変わっても対応できるよう備えておく。ゲームチェンジは頻繁に起こる。それが常識。・勝つためにはルール作りに参戦して自分らが有利になるよう積極的に意見を発すること。・ルールを変えるゲームチェンジャーの一員になる。競争優位性を発揮できる。・優劣のつけ方が少し変わっただけ。・大事なことは金ではない。心だ。他人がどう思おうが自分の好みに合うものが一番なのだ。・構想に共鳴した。その旗を立てると宣言したことに胸を打たれた。感動は、論理を超える。・ルールにこだわり論理にこだわり、その尺度に合わせただけの選択しかしなかった。・論理より情熱を取った。勝負を捨ててでも自分の思いを貫くことを選んだ。・そこに感銘を受けた。どんなに論理が正しくても気持ちが動かないものには価値はない。最後の決め手は感動である。・世の中の皆が共感すればルールは変わる。社会は変わる。人の心を動かしたところに価値生まれる。…不動産は奥が深いね。購入する人は千差万別の目的を持っている。それによってターゲットになる不動産も変わる。不動産は固定資産だから換金も出来る。大抵はインカムゲインによる不労所得として使うことが多いのかな。巻末記事も興味深い。様々なインサイダーな情報がある。漫画が連載されていたのは数年前。情報としては古いが、基礎を学ぶには格好の教材だ。知るにはキッカケが必要。投資に関してはインサイダーZが参考になる。勉強には時間がかかる。何度も読み返しながら、気になるワードは調べて理解する。一番良い情報は現地にある。基礎知識は大切だ。だが、もっと良い勉強方法は自ら調べて可能なら買ってみることだ。ま、まだまだ資金は少ないから現実的じゃないけどね。取りあえず興味がある間は基礎知識を覚えていこう。もしくは身近な例を参考にして知識と情報とノウハウを蓄積してみるのも面白そうだ。2016.12.22.過去記事【"インベスターZ(不動産対決編)"電子書籍】インベスターZ(14)【電子書籍】[ 三田紀房 ]インベスターZ(15)【電子書籍】[ 三田紀房 ]