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テーマ:自己啓発すすめ(775)
カテゴリ:・古典
中庸に学ぶ [ 伊與田覺 ] こんばんは。自己啓発とは『自覚』する為の一つの手段ではないかと考えているO・D・Oです( ̄ー ̄) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・自覚 自分の置かれている位置や状態、また、自分の価値や能力などをハッキリ知る事 by goo辞書 ・啓蒙 人々に正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導く事 by goo辞書 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『啓蒙』をする事によって自身の今までの言動が道理などに沿っていたのか確認が出来るようになります。そうする事も『自覚』つまり「自分を知る事」の一つなのかなと近ごろ思うようになって参りました。 …さて今回は、中国古典『中庸』の中にある「或いは生まれながらにして之を知り、或いは学んで之を知り、或いは困(くるし)んで之を知る」という言葉について考察して参ります👇 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【言葉の解釈】 ●或いは生まれながらにして之を知り、 或いは学んで之を知り、 或いは困(くるし)んで之を知る →とある物事に対して知ろうとするタイミングは、元々それに対して強い興味があって知ろうとするか、それが生きていく上で役立つと考え知ろうとするか、それを知らなければ困難に直面すると考えて知ろうと必死になるか、のいずれかである。 …「人が知識などを欲する様になる為の動機の種類」という意味合いで解釈してみました。☝の言葉から物事を知る為の動機の種類としては ・強い興味や関心 ・利益に繋がる ・困難を避ける の3種類に分けられると考えられます。 【生まれながらにして之を知り】 …強い興味や関心を持っていれば、その物事や事柄に対して自然と知る様になっていきます。無理なく自然に吸収出来る事柄であれば、それを通じて物事を楽しんでいけるかと思われます。 興味や関心を持つモノに熱中して取り組む姿勢は、様々な事象を学ぶ上で今後に活きそうですね。 【学んで之を知り】 …役に立つ事柄について知っていけば、恐らくその人は着実に利益を得ていく事が出来ると思われます。現実に則した知識は、その事柄によっては面白味に欠けるモノもあるかもしれません。ですが、面白味が無いからといって知ろうとしないのも宜しくないかなと思います。その知識を得れば自身にどの様な見返りが期待できるか、考えてみるのも良さそうだと思いました。 【困(くるし)んで之を知る】 …困難な状態から抜け出す為に必死となる様は、一見すると滑稽に見えます。ですが、それは望みを得たいが為に一所懸命になっている事でもあると思います。 どんなに本意に背いた嫌な事柄であっても、やらなければならない時はやるしかありません。やらなければ、その困難はずっと付きまとってきます。困難を自覚したのであれば、それを解消する為の努力や奮起は必要です。 【動機や結果】 …さて、今まで「人が物事を知ろうとする動機」三種類に関して書いていきました。 『中庸』には、その三種の動機の後に「其の之を知るに及んでは一なり」その結果知る事が出来たのであれば同じである、と書いております。 どの様な動機であろうと宜しい結果を残せれば、それはそれで良いと思います。何かを始めるにしても、その理由や動機を飾る必要性はあまり無いかと思われます。 「必要だから学ぶ」この一言の為に様々な事柄を学んでいきたいですね(^^ゞ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ …という事で、今回は中国古典『中庸』にある「或いは生まれながらにして之を知り、或いは学んで之を知り、或いは困(くるし)んで之を知る」という言葉に関して考察していきました。今後も『中庸』にある言葉に関して考察した記事を投稿していきたいと思っていますので、もし興味が御座いましたら是非お読みください。 今回の記事はここで締めます。読んでいただきありがとうございましたm(__)m [新訳]大学・中庸自分を磨いて人生を切りひらくための百言百話-【電子書籍】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.10.18 10:03:25
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