【節操】ハビット＆アジャスト 〜個人的な人生攻略法〜

…バブルの勢いをそのままに、名司令塔を加えて飛躍したﾌｪﾆｯｸｽSuns 。ここで改めて、今季のレギュラーシーズンを振り返ってみよう。

【2020-2021ﾚｷﾞｭﾗｰｼｰｽﾞﾝ】
2位51勝21敗←10位34勝39敗
…１年で一気にウエスタン2位にまで躍進した。エースはDevin Booker だが、"ﾎﾟｲﾝﾄｺﾞｯﾄ"の異名を持つChris Paul のリーダーシップにより、より効果的な試合展開が可能となった。

【ﾚｷﾞｭﾗｰｼｰｽﾞﾝの個人成績】


…Devin Booker とChris Paul のコンビの他にも、若手センターのDe'Andre Aytonや成長著しいMikal Bridges、ベテラン3&DのJae Crowderと様々な特徴を持つ選手が揃っている。若手とベテランが噛み合い、それが飛躍の原動力となった。

【R3 .5 .28 の状況】
第一戦:ＬＡＬ●90-99○ＰＨＯ
第二戦:ＬＡＬ○109-102●ＰＨＯ
第三戦:ＰＨＯ●95-109○ＬＡＬ
…ﾌﾟﾚｲｵﾌ初戦は、前年王者のﾛｻﾝｾﾞﾙｽLakers だ。第一戦こそ勝利を挙げたが、続く二戦で連敗してしまった。どうやらChris Paul が肩を痛めて本調子ではないようだ。相手は前年王者。かなり手強い相手だ。果たして、この艱難を打破出来るのか。若きﾌｪﾆｯｸｽSuns の奮起に期待したい。
【ＬＡＬ✕２ー４○ＰＨＯ】
…ﾌｪﾆｯｸｽSuns は、前年王者を相手にシリーズ突破を果たした。相手が本調子ではなかったとはいえ、これは若いチームにとっては大きな自信となっただろう。
【ＤＥＮ✕０ー４○ＰＨＯ】
…更にﾌｪﾆｯｸｽは、続く2回戦ではﾃﾞﾝﾊﾞｰNuggets をスイープした。MVP率いるチームを撃破したことで、チャンピオンシップも現実味を帯びてきた。プレイオフで試合を経験する毎に、選手たちも連携が深まり、自信が増しているように思える。カンファレンスファイナルまで小休止出来るのもプラスだ。今のうちにコンディショニングを整え、悲願のファイナル進出を果たしたい。
【ＬＡＣ✕２ー４○ＰＨＯ】
…躍進が続くﾌｪﾆｯｸｽSuns の西決勝の相手は、球団史上初の西決勝にたどり着いたﾛｻﾝｾﾞﾙｽClippers 。Khaki Leonard 不在でもPaul George を中心とした奮闘で競ったシリーズとなったが、最後はChris Paul の怒濤の攻撃により、ﾌｪﾆｯｸｽSuns が約30年ぶりのファイナル進出を果たした。
【追記:ｼﾞｪｰﾑｽﾞ ｼﾞｮｰﾝｽﾞ氏が最優秀ｴｸﾞｾﾞｸﾃｨﾌﾞ賞に】
…2019年にGM職に就いたｼﾞｪｰﾑｽﾞ ｼﾞｮｰﾝｽﾞ氏は、適切なドラフト指名、適切なヘッドコーチ選び、そして適切なトレードと補強によって、ﾌｪﾆｯｸｽSuns を蘇らせた。この受賞は妥当だろう。これからの働きに期待したい。
【ＭＩＬ○４ー２✕ＰＨＯ】
…ファイナルで先に２連勝し、優勝の可能性を感じさせたﾌｪﾆｯｸｽSuns だったが、そこから４連敗して球団初優勝とはならなかった。ﾓﾝﾃｨ ｳｨﾘｱﾑｽﾞHCが言うように、相手のﾐﾙｳｫｰｷｰが一つ抜きん出ていた。チャンピオン獲得とはならなかったが、Chris Paul 加入一年目でこの成果は大きい。来季、誰が残るか不透明だが、優勝するための基盤固めは整った。補強を適切に行い、来季のリベンジに期待したい。

【プレイオフの個人成績】