…NBAは、己の存在と利権を懸けた戦いである。それが、俺が至った感想である。
選手はもちろん、より良い契約を勝ち取るために戦っている。選手としての存在価値があると証明するために、日々努力している。最大限の努力だ。そこに、疑いの余地は無い。そして、努力の果てに契約にこじつけた選手は、次にチームへの適応のための努力をする。その努力も様々だ。チームの足りないところ、需要があるところを埋めるために努力する選手もいれば、とにかく自身のストロングポイントを駆使してチームに貢献する選手もいる。その努力にも多種多様な方法がある。そして、チームの助けとなると証明した選手が、複数年契約を勝ち取れるのだ。単に努力しているだけでは足りない。努力の方向性、努力の工夫をやり遂げた選手だけが、NBAの世界で生き残れるのだ。
それは、ヘッドコーチもGM(ジェネラルマネージャー)も同じだ。両者は、とにかく結果が求められる。結果が残せなければ早々に解雇され、結果を残して漸(ようや)く生き残れる。シビアな世界だ。ずっとNBAに生き残り続けるヘッドコーチやGMは、ほんの一握りだ。そこに、今までのキャリアや実績は関係ない。とにかく、結果出したもん勝ちだ。
代理人(エージェント)の世界はどうか?代理人は、とにかく「より良い契約を勝ち取れた」かがカギとなる。担当した選手が成長し、チームの助けとなって、より良い契約を勝ち取る。それが、代理人の役割だ。そして、契約を勝ち取った選手が契約に見合う活躍をしているか。それも、代理人の腕の見せ所となる。契約勝ち取ったワーイではない。契約と契約後の実績を合致させることも、代理人の重要なミッションである。契約前のアピールと契約後のフォローの手助けにより、代理人も信頼を勝ち取ることになるのだ。
選手・チーム・代理人。この三者が契約に絡む。それぞれが信頼を勝ち取って、より良い契約、より良い選手の獲得を行っていくのだ。まさに"ビジネスの世界"だ。そんなビジネスを見るのが、俺の長年の趣味/習慣となっている。
74-569Z オフィシャルNBAゲームボール 天然皮革 7号球 NBAロゴ入り | 正規品 SPALDING スポルディング バスケットボール バスケ NBA 7号 皮 革 天然 天然皮革 屋内 室内