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カテゴリ:黒霧呑兵衛のフィードバック
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《論語と算盤》偉き人と完き人 ~過去記事~ 【偉き人】 ・性格など欠点が目立って難あり。だが、その欠点を補って余るほどの偏って卓越した長所や能力がある。 ・智恵・情愛・意思のバランスに偏りがある。そのいずれかの力が突出している。 ・必要ではある。多くなくてもよい。 【完き人】 ・性格的に偏りがない。一切の常識を理解している。人間的に成熟している者。 ・智恵/情愛/意思のバランスがとれた常識人。 ・出来るだけ"多く"社会に必要である。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ …俺はどちらかと言えば"偉き人"寄りだ。突出した能力は全(まった)く無いが、偏りがあるタイプではある。趣味が偏っている。興味対象に偏りがある。関心と無関心の差が激しい。そんな欠点を補って余るほどの長所や能力があれば良かったのだが、そんなものはない。飽き性で長続きしないから、一つの事を極めることなんて性(しょう)に合わない。興味対象がコロコロ変わる。落ち着きがない。興味を持ったら突っ走る。飽きたら放置する。そんなタイプだ。だから俺は"偉き人"寄りだと思ったが、書いていく内にそんなこともないとも思った。興味対象がコロコロ変わるということは、幅広く物事を知っているということだ。広く浅く。興味の深さにムラがあるだけだ。広く物事を知ろうとしている。だが、関心と無関心の差が激しいのは宜しくないな。無関心だと何も情報が入ってこないからな。偉き人は"狭く深く"のタイプが多い。真逆かな。"広く浅く"は完き人タイプなのか。それも何だか違う気がする。完き人はバランスが良い。広くはある。だが、浅くは無い。ある程度の深さ、最低限の深さを広く持っている。そういうイメージだ。俺には深みが足りない。広く関心を持つとはいうが、俺の場合は関心と無関心のムラが激しい。広いとは言えないな。バランスが悪い。深くもなく広くもない。中途半端なんだよな。完き常識人とはまだまだ開きがある。意識しよう。狭くとも深い"偉き人"には俺はなれない。俺が目指すは"完き人"である。バランスの取れた、何でも幅広く知識と技能がある人物。それを目指そう。完き人になるにはどうするか?常識を知ることだ。世間一般的な観念を知るんだ。常識を知るにはどうするか?情報を集めて参考になる知識を身に付ける。情報収集するならTVや新聞がいい。書籍も必要なら読む。YouTubeやネットニュースだけだと偏る。詳しく知る場合に使う。基本はTVや新聞に書籍だ。上手く使い分ける。そして、身に付けた情報や知識を社会で上手く使う。情報を活かすのだ。必要であれば現地に足を運ぶ。自分の目耳で見聞するのが一番信憑性が高い情報だ。そうやって常識を固めていく。常識人としての立ち振舞いを実践する。意識して行う。そして習慣にする。そうなれば"当たり前"となっていく。継続が大切だ。周りの意見は、常識に照らし合わせて判断する。そのために世間一般的な観念を知る必要がある。世間一般的な観念を知るには多くの情報を仕入れて分析し、その情報を分かりやすく取りまとめて見やすくする。そして、自分なりに常識を理解して把握する。常識をもって事に臨む。それを繰り返す。情報を仕入れる→分析して見やすくする→常識を理解する→事に臨む。これを繰り返すんだ。こればかりは実践して経験を積むしかない。自ら身に付けるんだ。自他共に認める常識人となる。 常識人になったなら、その知識と情報で啓蒙していく。指標の1つとなるのだ。この人に聞けば間違いない。そう思われるほどの知識と情報を抱えるんだ。一日一日の積み重ね。常識人への道は、日々の積み重ねで出来ている。コツコツと物事を知ればいい。世界を少しずつ知っていく。そうやって一歩一歩常識人となっていくのだ。遊んでいる場合じゃない。常識人になりたいなら、日々積み重ねていくしかない。その蓄積が自分の力となる。積み重ねてきた人にチャンスはおとずれる。常識人かどうかは相手が決める。たとえ自分では常識人と思っていても、まだまだ世の中は知らないことだらけだ。無限大に広がる知識や情報の中で、俺が必要だと思うものを抱え込めばいい。そして、有益となりうる相手と取引をすればいい。人間関係には限りがある。その中で、有益になる相手がほしがる知識や情報を抱えていればいい。大事なのは、結局自分は何者になりたいのか、である。どんな世界で、どんな人物になりたいのか。それを具体的に明確にしておくのだ。そうすれば、自ずと自分は何をしなければならないか分かるから。 _______________________ 《《智恵・情愛・意思=常識三要素》》 【常識とは】 物事に対し奇矯に馳せず頑固に陥らず 是非善悪を見分け利害損得を判断 言動挙動がすべて理に適している ・奇抜な事をせず、偏見を無くし、何が正しいか考え、何をすれば上手くいくか判断することを常識という ・言葉すると当たり前のように聞こえるが、実際の行動がどうかを振り返ると、後になって偏見があったり間違った判断をしていたと気付くことがある ・常々客観視していても、実践に移さなければ無意味 【常識を理解】 常識を理解して実践に活かせば 「普通一般の人情を理解でき、物事の状況を客観視して理解し、その物事に対して適切・的確な対処が出来る」 ・このように出来る人が近くにいるなら心強いし頼りになる。 【理解の三要素】 ----常識を理解する要素3つ---- ・智恵→物事の識別する判断力 ・情愛→喜怒哀楽愛悪欲の七情を察する力 ・意思→物事を成し遂げる為の信念 -この三要素をバランス良く深めていく- ・智恵があるなら常に正しい方向に向かえる。 ・情愛があるなら気分良く物事を行う事ができる。 ・意思が一貫すれば物事を着実に成し遂げられる。 ・結果として利益を得られる。 【偏りなくバランス良く】 ・バランス良く保つことが大事。 ・智恵のみ突出→利己的で周りに迷惑 ・情愛のみ過剰→迷いが無駄に生じ前に進めない ・意思のみ強い→頑固で話を聞かず一人突っ走る ・智恵/情愛/意思/の三要素をバランス良く深める ・視野が広がり、物事を客観視でき、常に的確な判断を下し、物事を確実に成し遂げられる。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ …上記は、渋沢栄一が語る"常識人の条件"である。とにかくバランス良く深めることだ。智恵・情愛・意思の三要素がカギとなる。智恵とは情報や知識にノウハウなど、情愛とは教養や人間力など、意思とは精神論や勇気に信念などを指す。今は、このくらいの理解でいい。一日一日を大事に過ごし、気が付いたことをブログに書いて思想を深めていこう。 【"論語と算盤"電子書籍】 論語と算盤【電子書籍】[ 渋沢 栄一 ] 超訳 論語と算盤【電子書籍】[ 渋沢栄一 ] NHK 100分 de 名著 渋沢栄一『論語と算盤』 2021年4月[雑誌]【電子書籍】 論語と算盤 120年読まれた経済人必読の名著【電子書籍】[ 渋沢栄一 ] 渋沢栄一 「論語と算盤」の思想入門【電子書籍】[ 守屋淳 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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