「自分がそうすべきと思うことから逃げたら、本当に戦わないといけないときに逃げるようになる」
「だから僕は人のためにやっているわけではない。自分のためにやっているんだ」
…もし、ワールドトリガーの中で一番印象に残ったシーンは何かと聞かれたら、俺はこのシーンを選ぶね。一番お気に入りのキャラは空閑である。ワールドトリガーに興味を持ったのは、そもそもが空閑のキャラクターが気になったからだ。「つまんない嘘つくね」という台詞も好きだな。だが、全体を通して一番印象に残ったのは上記の修の台詞なんだな。自己犠牲精神が人一倍強いのに、そうするのは結局は自分のためだと言い切る。だから人のためじゃないと言う。自分の意志で動いているから、これは自分自身のエゴと言っているんだ。その意志を持った行動が、結果として人のためになっている。偽善じゃなくて自分の意志。その考え方が良いね。その強い意志から、戦闘以外でも思い切った行動が出来るんだな。修の行動力は凄い。強い意志が修を図太くしていく。それがいいんだ。智恵と工夫と図太さを駆使する修のこれからの活躍にも期待だね。
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