…モチベーションが上がらないと悩んでいても仕方がない。やる気があろうが無かろうが日常はいつも通りやってくる。取りあえずいつも通り朝起きる。いつも通り家を出る。やる気なんて、局地的に出れば問題ない。集中すべき時に集中する。やる気が出ないなら、いっそのこと気を鎮めて無感情に過ごしていけばいい。マイナスの感情のままよりも感情がゼロの方が損害リスクは低い。誤った判断も防げる可能性は高まる。マイナスの感情だと視野が狭まるが、感情をゼロにして客観的な判断を心掛ければ適切なジャッジをくだせる。いつも活発である必要はない。むしろ、感情が安定している方が落ち着く。難なく日々過ごせる。やる気が出ないことに悩む必要は無い。アピールやパフォーマンスは必要な時だけ出せばいい。気を鎮めて落ち着いて対処すればいい。社会活動中は自分だけの時間じゃない。時間を提供しているなら集団の意向を理解して判別する。ワガママ身勝手に過ごしたいなら、それが出来るだけの時間と資金を確保するか、それが許されるだけの影響力を持てばいい。やる気のコントロールはなかなかに難しい。やる気が出ない時に無理にやる気を出そうとしても空元気に終わるだけだ。長続きはせず、むしろ反動で疲れがどっとくる。アピールに興味はない。だが、無難に過ごすにはパフォーマーになる時もある。社会は集団で成り立っている。何となく形成される集団の意向に沿った言動を行う。そうすれば無難に対処出来る。敵は内にありと言う人もいるが、集団の意向に歯向かっていると煙たがれる傾向はある。空気というのはなかなか厄介だ。だが、扱い方に慣れれば楽になる。自分を守る盾になる時だってある。長いものに巻かれるのは楽だ。その集団が力を持っていてしばらく安泰の間は平和に過ごせる。だが、状況は刻一刻と変わっていく。いつ何時なにが起きるか分かったもんじゃない。それに備えて、いつでも逃げられる準備はしておいて損はない。集団に依存し過ぎると、広い世の中に出た時に戸惑ってしまう。世間知らずは生きづらい。よほど役に立つ人物では無い限りは相手にされない。だから常日頃から逃げられる準備をしておく必要がある。だが、やる気が出ない間は休息に時間を割きたくなる。そこから無理に動こうとしても長続きしない。気付けば再び休息タイムに入っている。社会から解放されている間は自由気ままに過ごせばいい。安泰なら安泰を満喫すればいい。緊急事態になったら結局は動かざるを得ないのだから、今は今で平和を謳歌していればいい。それを怠け者と言う者もいるが気にするな。その人は人をこき使いたいだけなんだ。気にするな。自分のペースで頑張りたいときに頑張ればいい。それを業務怠慢と言って飛ばされたなら諦めるしかない。さっさと見切りを付けて次のステージへ向かえばいい。だが、やる気が無いから飛ばす組織なんて滅多にない。そこは安心していい。組織なんて精神論よりも実績を重視するものだ。精神論ばかり言ってくるなら、いつしかアピール合戦となって何も進まない体制が出来上がってしまうだろう。精神論は確かに大事。だが、それは誰かに振るものじゃなくて自分自身で見出だすものなんだ。精神論を言ってくるのはいい。あとはそれを自分なりに解釈して歩んでいくのだ。精神論は相手が聞いてなければ効果は薄い。ま、それでも上層陣は言い続けないといけないんだな。数いる従業員のうち、一人でも影響を受けて行動を起こせるようになれば成功だ。一人が変われば周りにも波及する。組織なんて結局はそんなものだ。人が集まって成り立っている。一人突き進む存在がいると引っ張られるように付いてくる人もいる。一人一人が組織を形作っているんだな。組織は実体は無いが影響力は持っている。それが組織としての機能だ。集団に対して個の力は微々たるものでしかない。だが、その個の力を有効活用して軌道修正することは出来るだろう。組織の力点を見抜いたなら、あとはそこからどう修正していくのか考えて実行する。それもリーダーシップの一種だ。理想と実像の食い違いなんて日常茶飯事だ。そんなことでいちいち悩んでいたらキリがない。理想とは、現実で向かわせたい方向性とも言う。だから、初めから理想と現実にギャップが生じているのは当たり前なんだ。その組織の行きたい方向性を見抜いたら、あとはそれに応じてどうしていくのか決めればいい。構成員がやれることは限られている。限られた役割内で最大限の成果をプレゼントしてやればいい。組織は親じゃない、対等な関係なんだ。役割を果たす代わりに報酬を得る。時間を与える代わりに保障を得る。ギブアンドテイクの関係だ。関係性を良好にするにはこちらから仕掛けてやること。相手が欲しがるものを与えてやる。それも余裕綽々でやるんだ。苦労はしないさせない。お互いに余裕綽々を目指す。やる気を無理に出さなくていい。欲しいものをお互いに得られるよう適切な労力を使えばいい。
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