この週末、寝倒していたお陰（？）で、やや復活。
そして、夕方には渋谷へ繰り出しました。

大渕さんのCD発売記念（With スパ・コネ）ライブへ。

大渕博光さん、、と言えば、フラメンコ界ではそれはも～有名なカンテ（歌う人）。
甘い（？）ルックスと声に虜となった老若男女は数知れず・・・
TV番組「美の巨人たち」（TV東京にて毎週土曜日22：00～22：30）のエンディングに「este amor」と言う曲が起用され、この曲を含むCDが9月に発売されました。今日は、その記念コンサート。
スパ・コネは、リーダーでギターの伊藤さんが作曲や編曲、そしてALLメンバーで演奏を担当しています。
このたびは、フラメンコ（踊り：浅見純子さん）あり、DJ（J-WAVEでも有名なドラゴンさん）あり、とバラエティに富んでました。

席を取ってくれたKumaちゃんのお陰で、なんとまん前の席。
どれくらいまん前かといえば、大渕さんの対面。ステージかぶりつきです。
実際、それは戸惑いの距離です。。。
大渕さんをじっと見るにも、大渕さんの隙をついてその斜め後ろの伊藤さんを見つめるにも、気を遣ってしまいます。（何に対して・・・？）
しかも、病み上がりのワタシには会場の空調は寒すぎ、コートを着たまま観賞。かなり怪しい。

それにつけても、大渕さんの声は良いですね。
プロフィールを見ると、もともとプロを目指して歌の道を進んでらしたそうです。しかし、ワケあって断念。約10年のブランクを経て活動を再開、フラメンコの世界へ。その後9年に渡り、フラメンコの舞台やライブで活躍されてました。
ある踊り手さんのライブで大渕さんのカンテを初めて聞いた時、はっとする衝撃と、心に染み入るような哀愁を感じたのを覚えています。

歌も踊りも、上手い人はたくさんいるけれど、情感というのでしょうか、、、スペイン人はそれを「Alma（アルマ＝魂）」と呼ぶけれど、魂を揺さぶる踊りは魂を揺さぶられた経験のある人ではないと表現できないものだとワタシは思っています。
魂を揺さぶられた、、、心の奥に触れたものを自分で感じ取れる人、ってのかな。
単純に言えば、感動したことがある人。喜びや悲しみで心が強く振り動かされた記憶のある人。
その上で、かつてのライブのアンケートからの声に『～いったいこの人はどんな人生を歩んできたのか～』と言う言葉が、やけに胸に残った夜でした。