オリーハウス  

2007/01/03(水)13:08

昔の写真…

年末年始、相変わらず執筆続けています。 なかなか書けない…けど、とにかくピアノの前に座る…。 さて、新年からいろいろなデータのCDの所在が分からなくなったので ちょっと書斎の整理をしていたら… 以前飼っていたダルメシアンと跳ねられたのが縁で ウチに来た猫の写真が出てきました。 左がテリー(男の子)右はメイ(女の子) テリーにとって後からやって来たメイは恋人でしたから 二匹はベタベタでした。 今から15年前ぐらいかな、その頃は千葉県の柏市に一戸建ての家に住んでました。 結婚して急に都会を離れ、寂しかったので 念願だったダルメシアンを飼ってしばらくしてから… 良く晴れた午前中、車を運転してると、前の車がみな次々、よけて通る… 自分の番になって初めて分かりました。 子猫が道路の真ん中に… 私も避けて通ってからすぐ車を脇に止め、歩いて見に戻りました。 まだ死んでない…し動いてるの…上半身だけ。 6ヶ月くらいの猫かなぁ…下半身が動かない… このままじゃぁどうしようもないし… 気づいた時にはひざに乗せて車で獣医さんのところに向かってました。 子猫はじぃ~っと私を見上げて見ていました。 病院で先生が「おしっこを取りましょう、おしっこがきれいなら内臓破裂の疑いはないと思いますよ。」「もし内蔵破裂してたら安楽死させてやりたいんです」 「わかりました」 で、結果…内蔵は破裂してないらしく、轢かれたのではなく跳ねられたらしいのです。 跳ねられた際に脊髄を打ち、下半身麻痺になったのでは。と。 「うちでしばらくお預かりして筋肉注射を毎日してみますが、 神経が切断されている可能性も高いので、 歩けるようになるかは疑問です。そうなると排泄が困難で 一生オムツになりますが大丈夫ですか?」と先生に言われ、 「大丈夫…だと思います…」と答えました。 猫はその日から入院でした。 旦那さまが帰ってから相談すると(というか事後報告ね)すごく怒って… 「おまえ、簡単にそんなことしてきて…どんなに大変かわかってるのか?」 「一生介護なんだぞ!旅行もできないし…どーするんだよ! 安楽死の方が良かったんじゃないか?」 で、私…「あの子は私に拾われた運の良い子だもん、ゼッタイ助かるもん!」 「おまえ、わかってないなぁ…全く…勝手にしろよ、知らないからな、 ましてテリーと相性合わなくてそのいざリ猫がいじめられたらどーするんだよ? おまえ、バカかよ?!」 彼の言った事はごもっともな事で、まともな判断だったとも思います。 それに加えてだんな様って自分から何かに関わるの、昔から嫌いなようです。 私は自分からすぐに関わっちゃうのでそこで大体口げんかしてました。 結局、事は円満に解決するのが常でしたが。 (それに旦那さまは私の仕事が忙しいのに、 介護と両方でつらくなるのを見ていられなかったんですね) 病院に子猫を預けたその夜は豪雨で、水が道路わきには浸水するほど。 助けなかったら、死んでいただろうと思っています。 ********************************* 一週間後。退院。やはりいざっていて両足が立ちません。 旦那さまは勝ち誇って「ほれみろ…」 私「まだこれからだもん、ゼッタイ治るもん!」 旦那さま「でもいい顔してるなぁ、『助かってよかったなぁ(メイに話しかけて)』 テリーがいじめないといいけどなぁ」 テリーとの相性はとっても良くて、 テリーはメイが来てから乱暴ではなくなりました。 メイは後ろ足が立たないのでトイレでいきめず、 トイレのたびに私が後ろで腰を支えてやりました。 終わると温水シャワーを汚れたお尻に当ててやって、ドライヤー乾燥の毎回でした。 そして背中に赤外線を当ててやり背骨の指圧、 それと後ろ足を伸ばしたり縮めたりの体操を毎日。 嫌がらずに、なされるままになっていて良い子でしたよ、メイは。 下痢から、軟便に変わり、よろよろと歩けるようになって来ました。 二階にも上がって来られるようになりました。 おしめは結局一度もしなかったと思います。 ある時近所の買い物から帰ってきてみるとメイがいない… 何度も呼んでると天井から「ミヤァ~」って。 なんと、棚から棚に飛び乗りたんすの上まで行けるようになってました。 嬉しくて嬉しくて…その日の夕食の話題はメイのその話。 そして一人でトイレができるようになったのが1ヵ月後。 どんどん回復しましたが、やはり中枢神経が切れているのか… 目を覚ました時にふわっとおしっこを漏らします。 意識のある時のおもらしはゼロでしたが。 いつも私たちの布団に寝ていましたから洗濯が大変でした。 その目覚ましお漏らしは死ぬまで治りませんでした。 自分で目覚めた時にしてしまった粗相に自分で一生懸命 なめてお掃除しようとして、いじらしくて… 「いいのいいの、大丈夫よぉ~」といってまた布団カバー洗濯、 そして布団もお風呂場で踏んで洗濯。 一日中洗濯機、回していた記憶があります。 でも見た目は全然普通で、木登りもよくして、 鶯のヒナやトカゲをとってきちゃったりと、とても脊髄にトラブルのある猫とは 思えない活発さでした。 10歳過ぎた頃、突然帰ってこなくなり、半狂乱で探しましたが それが彼女の死期だったのだと納得しています。 だんな様は「メイの寿命を10年延ばしてやったのだから あの子は満足してると思うよ、それでいいじゃないか」って。 今のmegがやってきた時、メイの再来か!と思ったほどmegはメイに似ていました。 メイの失踪後、テリーがあまりに元気がないので、 クロネコのmiuを飼い始めました。が、メイの時ほど喜びませんでした。 失踪したメイを追いかけるように、その後テリーは脊髄炎を発症し、 数ヶ月間苦しい闘病生活をしながら13歳で亡くなりました。 今頃、天国で二匹で走り回って遊んでるかな… 今日はそんな思い出にふけってしまった午前中でした。 皆さんにも一匹一匹のペットそれぞれに いろいろな思い出があることでしょうね。 今日も仕事仕事!っと。

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