東京マルイ89式小銃(折曲銃床式)メンテナンス<備忘録>
手持ちの89式の初速がマルイBB弾0.2gで測定したところ70後半~80前半にまで落ち込んでしまっていたので、以前からネットで部品を少しずつ収集して帰宅後の6時半から始めて11時まで休み無しで取りかかって分解メンテをやってみました。※時間に余裕があるときにやったほうがいいです。※時間に追われると何かしらミスが出ます。準備した工具はいろいろ。<メカボックス>T10トルクスドライバー、T15トルクスドライバー、+ドライバー0番、1番、2番精密-ドライバー(カウンタースプリング外し用) -ドライバー(銃床取り外し用)先細ピンセット (極小部品用)<セレクター取り外し他>六角レンチセット(1.5、2.0、2.5、3、4)<パーツ洗浄>パーツクリーナー速乾性と中速乾性。<グリスアップ>ベルハンマーグリス0番、ベルハンマーメタルグリス。マルイ純正シリコングリスタミヤ接点グリスネジロック剤<セレクターギア等にマーキング>ホワイトマーカーペン、黄色タッチアップ塗料、油性黒マジック、マスキングテープ。その他、LEDフラッシュライト。ルーペなどなど。マグネットトレイ(部品皿)×4 小さなネジを無くすことを防ぐため。以前にクルマいじり用に100均で見つけて買いました。各パーツごとのネジ類を小分けするので便利。チャック付きポリ袋も併用します。キッチンペーパー数枚 ティッシュペーパー交換前のメカボ内。 思っていたほどの汚れは見られませんでしたが・・・・・。今回準備したのはマルイ純正共通ピストンNo.60を通販で入手。これを分解。おそらく高強度のネジロック剤が使われているのでしょう。かなり手こずりました。滑り止めのゴムシートでピストンを包み、一気に力をかけて+ドライバーを回しました。最初、ゴムシート無しでやってみたら手のひらの皮が剥けるかと思った・・・・・。半田ごてを使ってネジを加熱すればもう少し楽だったかも。ピストンヘッドを外してSHS POM 6ホール ベアリングピストンヘッドAEGを取り付け。ネジにはネジロック剤を一滴。ピストンヘッドのベアリング部分にはベルハンマーのメタルグリスを塗布。ピストンヘッド付属のOリングはGAWのFRUS-Oリングに交換。マルイのシリコングリスをOリングとOリングが入る溝に多めに塗布。ピストン左右の溝にはベルハンマーグリス0番を塗布。上が89式純正ピストン下が今回交換する純正新品ピストンにピストンヘッドを取り付けたもの。ピストンヘッドはピストン内部で+ネジで固定出来るので作業は簡単でした。ここが六角穴ボルト固定だと工具屋さんに買いに行かなければなりません。新品には最初から歯の一部が無いですね。(黄色丸印)削る手間が省けて良かったです。スプリングにはKM企画の3点可変圧0.98Jを組み込み。ギアや軸にはベルハンマーのメタルグリスを筆で塗布。スイッチ接点にタミヤの接点グリスを薄く塗布。今回はこのへんでいいかとメカボを閉じました。モーターはマルイ純正の89式用新品に交換。右が新品。左が交換前。微妙にギアの減りがあるような、無いような。SBDはネジを外さずに緩めてモーターの+と-の端子部分の金属板2枚の間に押し込み固定。元に戻して試射。初速は箱出しの性能を取り戻しました。上の画像はLaylaxのEGスプリングガイド/スムーサー Ver.2&8USED品で入手していたけど初速が上がりすぎるかも、と思って今回は使いませんでした。組み込んだスプリングがヘタってきたらこれを入れれば初速が上がるかなと。今回の組み込み前提でベアリングにグリスを塗り込んだんだけどね。これは電動ガン用の部品ケースに保管しておくことになりました。でんでんむし89式用も組み込むか迷いましたが現在の弾道なら不要だったかな、と。ショップでメンテして貰うと5,000とか10,000円とかかかるけど、確かにメンテ職人さんが苦労して作業してくれるだけの価値はありますね。5,000円くらいでグリスアップしてもらえるなら、次回はお任せしようかと思いました。もう分解したくない・・・・・。けど、またバラすだろうな。2024/03/092マガジンほど連射、3連射含めて動作確認しましたが、動作に問題無く、抜群の命中率でした。約50m先のターゲットにカン!カン!カン!といい音を出して当たるのはなかなかの快感ですね。