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カテゴリ:筆記用具
40年前に父親が使っていた
シャープペンが出てきました。 1971年~発売されていた 『ぺんてる5』 です。 知る人ぞ知るシャープペンシル界の重鎮です。 せっかく出てきたので、 大事に使っていたのですが、 使い始めて一年ほど経過したとき、 真鍮のローレット部分と 樹脂とを接続しているネジが割れてしまい、 使えなくなってしまいました ![]() 形見でもあるので、 なんとか使い続けたいと思い、 どうしたものかと考えるうち、 そのまま五か月くらい経って しまったのですが、 KERRYという名前で、 同じ型のシャープペンが今でも 販売されていることが分かり、 部品取りに使えないかとwebで 購入してみました。 現物合わせの結果、 破損部分(赤丸)のネジは KERRYになったとき、 径が変わっており ネジがあいませんでした。 また、同じくペン先側(水色丸)の ネジも径が合いません。 成形用の金型が変わったようです。 ![]() 期待していただけにちょっとショック だったのですが、 キャップをはめてみると、 はまる ![]() キャップをオリジナルのぺんてる5、 ペン先~ローレット部分を KERRYにすることにしました。 こうして自分にとって大事なシャープペンが 復活しました。 本当に良かったです ![]() これでまた使えるようになりました ![]() ![]() 佇まいはまるで万年筆です。 1970年代初頭ですから、 世の中はアナログからデジタルへ 遷移していった頃です。 機械式の時計も電池式デジタルになり、 万年筆はボールペンに変わった時代 です。 やけにテンションが高く、 日々盛り上がっていた時代だと思います。 そんななか、鳴り物入りで作られた このシャープペンは、 往時の良さを存分に残し、 メカニカルペンという先進性を付与した 名作でした。 重厚かつソリッドなボディは 筆記にがっしりとした安定性を 与えてくれます。 筆圧も程よくかかり、 これくらいの重さ(22g)がある方が 筆記は快適に捗ります ![]() KERRYシリーズになり、現代社会に合わせた 色が拡張されています。 どれも金属的な光沢をもっており、 実に美しいです。 舶来品のシャープペンも良いですが、 元々SHARPが生み出した シャープペンシルですから、 (早川式繰り出し鉛筆) 国産メーカも良いと思います。 入学祝などに最適です。 ![]() そして、つい勢いで買ってしまったのが、 海外仕様0.7mm芯バージョンです。 (ドイツやスイスの文房具屋をみると 0.5mmより0.7mmの方が主流です。) ![]() 今は日本の文房具屋やcoopとかでも 0.7mmの芯は当たり前に売っている ので芯の入手性は問題ないです ![]() 芯が太いと、とても書き味が滑らかで 優雅な筆記ができます。 自分が買ったときは黒しかなかった と思うのですが、 今は紺色もあるんですね。 ![]() 逆輸入品ですと「赤」というレアカラーもありました。 おそらくケリー史上、一番美しい発色の軸色です。 かなり欲しいです ![]() また、ペンテル5は現代版でも ”どこかノスタルジー” な素材の組み合わせで、 10年ほど前まで発売されていました。 ![]() ただ、これもグリップ部分の 樹脂とアルミの接続部分が割れて 使えなくなってしまいました ![]() これの復刻版は出てない様子で残念です。
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