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テーマ:革小物レビュー(43)
カテゴリ:革
初めて手にしたブライドルレザーは手帳でした。
それまではハンズなどでブライドルレザー をよく観察し、どんなものか分かったつもりで いました。 しかし、この手帳は良い意味でそれを 裏切ってくれたものでした。 ![]() マットな艶とハリがあります。 重厚なランドセルのようなブライドルレザーも よいですが、薄くタイトでしっとりとしていながら、 ぴしゃりと張りつめたこの仕上がりに感動しました。 ブルーム(表面に浮き出た油脂成分が白くなって いる状態)は少なめです。 革によってはブラシがけに耐えられず 線傷になってしまう場合があります。 この革がまさにそれです。 従って、いきなりブラシをかけずに 布で円を描くようにして様子を見てから ブラシがけをする方が良いです。 そもそもブラシがけせずそのまま使っていれば、 数か月でブルームは消えてしまいます。 トラがとても綺麗です。 生きていた証です。 大事に一生使います。 ![]() ![]() 内側はヌメ革です。 もう10年近く使っているので 内側といえどすっかり日焼けしています。 ヌメ革の基本として最初の一ヶ月は日光浴して 日焼けさせてあります。 日焼けはヌメ革の醍醐味ですね。 ヌメ革も大好きです。 ![]() コードバンと比べて悩むこともありましたが、 質実剛健で世界にただ一つの革を 手元に置きたいとお考えなら、 選択の余地はなくブライドルレザーが おすすめです。 原皮の鍛えられ方が違います。 また、高級ブランドには牛革に型押しを 行うものも散見されますが、 そういった量産型のレザーには代え難い 一点ものの佇まいがあります。 ↓SEDGWICK社のブライドルです。 CRAYTON社と銀面の張りや 佇まいが似ています。 ![]() これはかなり珍しい赤のブライドルです。 すぐディスコンになりそうです。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.27 14:41:34
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