衝動買いなんてしません

2018/04/08(日)01:37

ゆっくり焼く日光浴→ヌメ革が光沢を伴うきれいな仕上がりに!『ブライドルレザーのノートカバー(B5)』

革(16)

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​延べ一ヶ月半ほどヌメ革の日光浴を行い、 結構きれいに焼くことができ、実用に向けて 仕上がりました。 これまでにヌメ革の日光浴は、大型の鞄から 小型のキーホルダーまで7回ほど試行錯誤を 重ねて来たので、きれいな仕上げ方を 自分なりに確立してきました。 ↓詳しい日光浴のスケジュールなどは、  前回ブログに書きましたのでご覧ください。 ​(自ブログ)ヌメ革の日光浴(直射日光浴だけじゃない編)​ 今回は天候不順でヌメ革の焼けが遅かった こともあって、通常は一ヶ月で仕上がる ところ、一ヶ月半かかりました。 焼け方については感覚的なところも多く、 何か決定的な指標があるわけでは無いですが、 自分が着目して、判断に用いている点は、 色以外に光沢と香りです。 基本的には昼間焼いて、夜は浮き出た油成分 を柔らかい布で拭き、全体に馴染ませます。 これを繰り返しているうちに、独特の光沢 と濡れているような触感が出ます。 ↓左半面の光沢が白いノートを映しているのが 見えるでしょうか? こんなにも光沢が出ます 保革油の類は一切塗っていないので ヌメ革内部の油で形成された被膜です。 この光沢がヌメ革全面に見られるように なったら日光浴完了が近いです。 この段階になると、フルベジタブルタンニング の鞣し剤と革本体、及び滲み出てきた油の 混ざった、良い香りがします。 ミモザやケブラチョから採取したタンニンを 使っているのか・・・このヌメ革がどういう 素性なのか分かりませんが、実に落ち着く 良い香りがします。 この香りが夜になって革が冷えても、 辺りに香るようになったら、完了と判断 しています ↓前にブログで載せた時より、さらに くっきりとした日焼け跡です 最後までピンク系統のヌメ革でした。 実に上品な色合いで自分は一番好きな タイプです。 過去の失敗では、赤っぽく乾燥気味に 仕上がってしまうこともありました。 そうなってしまうと、ひび割れが 出来たり、かなり荒れてきます。 もちろん革の特性によるところも多分に あり、これを味ともいえるのですが、 夏場などで強い日差しと高温のなか、 急激に日光浴をすると、そういった焼け方 をすることが多くなります。 その為、日光浴の初期段階(開始2週間 ていど)は、とにかくゆっくりソフトに 焼いていくことを心掛けます。 これで、ひび割れはかなり軽減できます。 ちょっとした裏技として、日光浴を行う 前にUVカット成分が入ったクリームを 塗りこんでおく手もあります。 自分も過去に何度か使ったことがあります。 これを塗ると、かなりマイルドに焼けます。 塗るときは指にクリームを取って、 塗り込んでいくと薄くきれいに塗れます。 さて、肝心なブライドルレザーの方ですが、 こちらは日光浴の影響もなく、ブルームも まだまだ残っている状態です。 日光浴だけさせて使っていないので 当たり前ですが・・。 中身には先日、発見した薄型のバインダー 「ツイスト・ノート」を入れます。 このノートカバーは以前紹介したHERZの ノートカバーより大きめなので、 ツイスト・ノートの表紙・背表紙をカット しなくても、そのままで収まります。 元々ついてきた罫線のノートより、 自分は方眼の方が好みなので、 別売りの専用リーフに換えたいと思います。 リングを開くのは簡単で、ちょっと ノートの端を引っ張るだけです。 普通のB5ですと、26穴ですが、 こちらは29穴です。 その分、各穴に入れるのが手間にも 感じます。 僅かな差ではありますが・・。 70枚程度ですと、このくらいの厚みに なります。 まだまだ入りそうですが、ノートの リングはこの辺りが限界かと思われます。 トーマスウェアの薄手ブライドルレザー は銀面(表面)処理が良く、美しさと 素晴らしい張りがあります。 一ヶ月半ほどかかりましたが、十分納得のいく 『自分専用スペシャル・バインダー』 に仕上がりました 大満足です。 これからはブライドルレザーのエイジング も楽しめます。 ​ AQUA DROPs ツイストノート​ ​ リヒトラブ ツイストノートB5 29穴 5mm方眼 N−1600S(30枚)​ ​​​​​​​​​​​​​​​ ​ コロンブス ヌメ革専用クリーム 30g​​​​

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